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臨床皮膚科医会総会✏️オンライン学会でお勉強

2020年9月23日

四連休の後半2日間は、臨床皮膚科医会総会でした
今年の春以降はほとんどの学会がWEB開催の中、今回は浜松での現地開催もあるハイブリッド学会でした。
(ウナギ食べたいなあ)と内心思いましたが、
予定があったのでオンラインでの参加にしました
自宅にいながら、学会参加できるのは本当に助かります


9/12、13は美容皮膚科学会総会

9/21、22は臨床皮膚科医会総会
10/10、11は皮膚科学会中部支部学術大会
と、秋は学会が続きます

各分野のスペシャリストの先生方のご講演を聞き、診療のコツを学んだり、
治療に難渋する患者さまの治療経過を見聞きすることで、難治例の治療アプローチの仕方を学ぶことができるので、学会には積極的に参加するようにしています

今回の臨床皮膚科医会総会では、
アトピー性皮膚炎の注射薬「デュピクセント 」導入のポイントや、
乳児湿疹と間違えやすい「ミルクアレルギー用調整ミルクによるビオチン欠乏症」など、いろいろなご講演をお聞きしました。
中でも【ヨモギ花粉症の方に発症したゴボウアレルギーによる眼瞼浮腫】という症例提示を拝見し、なるほど〜と思いました

ヨモギもゴボウも同じキク科の植物で交叉反応を起こすことがあるそうです。
花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)という疾患において、ヨモギは、セロリ、にんじん、スパイスと交叉すると記憶にありましたが、ゴボウも覚えておかなくては
食物アレルギーを疑う患者さんの診察では、詳細な食事内容の聴取と、原因物質を類推する洞察力と交叉する物質についての知識が大事です
診療で皆さまに知識を還元するべく、日々勉強を怠らないようにしないといけないなと思っています


【花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)】
花粉症で感作されている花粉の抗原タンパクと、類似のタンパクを含む食物を食べることでアレルギーを起こしてしまう疾患があります。よく知られたところでは、
  ブタクサ花粉症とメロン、スイカ
  スギ花粉症とトマト
  ハンノキ・シラカバ花粉症とりんご、もも
  ヨモギ花粉症とセロリ、にんじん、スパイス
などがあります
ヨモギ花粉症のスパイスアレルギーは、お菓子のスパイス味にも反応してしまうそうです。
花粉症がもともとあって、果物や生野菜を摂取後15分以内に口腔内にピリピリとした違和感が生じる方は、PFASかもしれませんね。ただ、花粉症の方全員に食物アレルギーを発症するわけではありません。
過度に除去するのではなく、正確な診断が必要です。
採血やプリックテストなどでわかる場合がありますので一度ご相談してみてください