治療機器・検査法のご紹介
中波紫外線治療器:
エキシマライトExsys308
紫外線の「免疫の働きを調節する」作用を活用し、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、尋常性白斑などの治療で使用します
当院では、「エクシス308」という中波紫外線治療器を採用しています。
有害な紫外線波長をカットし、治療に有効な308nmの波長のみを患部だけに効率的に照射することが可能です。
※1週間に1回の治療が必要です(保険適応の治療)。
※光線過敏症、免疫抑制剤内服・外用中の方、皮膚悪性腫瘍合併・既往のある方は照射できません。
保険適応な疾患
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性白斑
- 慢性苔癬状粃糠疹
- 掌蹠膿疱症
- 菌状息肉症
- 悪性リンパ腫
- 円形脱毛症
液体窒素:クライオプロ
イボの奥深くまで
冷気を伝えることができます
イボの治療には、従来綿棒を利用して患部を冷凍凝固させる方法が用いられてきましたが、クライオプロは液体窒素をスプレーの圧力を利用して噴霧し、ピンポイントに治療することが可能です。
ダーモスコピー
ほくろやできものが良性か悪性かある程度
判断することが可能です
肉眼で評価が難しい、ほくろ、しみ、イボやできものを、ダーモスコープという拡大鏡のような機器を使用して詳細に観察します。
皮疹に光をあてて特殊なフィルターを通して見るだけなので痛みはありません。
炭酸ガスレーザー:CO2RE
均一の深さに、一瞬でイボを削ることができます
顔や首に小さなイボがたくさん出来てしまったような場合、液体窒素での凍結療法では色素沈着ができてしまいやすいため、なるべく炭酸ガスレーザーによる治療をおすすめしています。
当院で採用している「CO2RE」は、スキャナーモードとフラクショナルモードという様々な機能を1台に備えている多機能万能タイプの炭酸ガスレーザーです。スキャナーを搭載していることにより、コンピューター制御によりあらかじめ設定された大きさ・形状で、均一の深さに一瞬で削ることができます。
ピコレーザー エンライトンSR
青あざに対して保険適応となりました
2020年4月より、青あざ「異所性蒙古斑」「太田母斑」「外傷性色素沈着症」に対して、ピコレーザーによる治療が保険適応となりました。
従来のQスイッチレーザーよりも強いパワーが出るため、これまで治療困難であった薄い色素斑やあざにも反応します。 3ヶ月ごとに照射を繰り返します。保険適応となるのは5回までとなります。
LED治療器:
オムニラックスOmnilux
にきびに伴う炎症に対して、週1回、5分、
10回程度の照射をおすすめしています
オムニラックスは、633nmの波長のLED治療器で、皮脂腺の奥に存在するアクネ菌のポルフィリンに吸収され、抗炎症作用により皮脂腺の活動を抑制します。また、繊維芽細胞を活性化しコラーゲンを生成させる作用があり、お肌のターンオーバーを促進させてにきびのできにくい肌に改善させる効果もあります。
化膿した炎症性にきびは放置するとにきび痕のへこみができてしまいます。炎症を早く取り除くことで、瘢痕になるのを防ぎます。
炎症が収まるまで週1~2回の治療を繰り返すのが効果的です。
※保険適応の治療です。
パッチテスト
かぶれの原因を調べるために
行う検査です
金属パッチテストと、パッチテストパネル(S)、および患者さまが持参された化粧品などを検査することができます。
背中、上腕内側の正常な皮膚に、試薬をつけたフィルムを貼ります。2日目(48時間後)と、3日目(72時間後)に来院し、結果を判定します。
ステロイドや免疫抑制剤内服中の方は、正しい判定ができません。可能であれば検査の3日前~終了までは内服を中止してから検査を行います。 健康保険が適応されます。
イオントフォレーシス
手足の多汗症に対して、週1~2回、
15~20分の治療を繰り返します。
イオントフォレーシスとは、手足を水道水の入った容器の中に浸し、微弱な電流を流す方法で、手掌・足底の多汗症に有効な治療法です。原発性手足多汗症に対するガイドラインでも推奨度の高い治療法です。
陽極側で電気分解により生じた水素イオンが、汗の分泌部に作用して、発汗を抑えると考えられています。
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治療方法
1回あたり約15分の治療を【初期治療】として週に2回続けます。治療の回数を重ねるごとに改善が見られ、早い人で5~6回で汗の量が減っていきます。その後は週に1回【継続治療】を行います。
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治療費
保険適応の治療です。
1回660円
※料金は税込み価格です。
※保険3割負担の場合の金額です。