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しみ取りレーザーの検討 & クリニック見学🏥

2020年10月19日

美容診療をしていて一番ご相談が多いのが、『しみ』です。
30代、40代になると、ぽつぽつと茶色の斑点が少しづつ出てきて悩ましいですよね

しみにもいろいろ種類がありますが、一般的なしみである老人性色素斑は、くっきりはっきりしてきたらレーザー治療がオススメです。
しみを短期間で取るには、Qスイッチレーザーやピコレーザーを使います。
わたしはこれまでの勤務先で、「Qスイッチルビーレーザー」や「Qスイッチヤグレーザー」「ピコレーザー」など数々のレーザーを使用してきました。
どれもいいレーザーです。

「あすか皮フ科クリニック」に導入するレーザーの検討をしています。
その中で気になるレーザーがあり、その使い方のコツを教えてもらいに、昨日、日曜の夜、東京のクリニックへ見学に行ってきました
最新のしみ取りレーザー機器をお持ちで、多数の症例を経験されている先生です。
数々の質問にとても丁寧にお答えくださり感謝しています。
せっかくの東京ですが、駅からクリニックまで直行し、夜6時から約2時間の滞在、そしてまたすぐ新幹線で帰るという弾丸見学でした
でもこうして得た知識を皆さまの治療に活かしていければと思うととても充実しています
レーザーが最終決定しましたら、また詳しくお知らせしますね

いままでしみ取りをしたことがない方には、Qスイッチレーザー?とか、ピコレーザー?とか聞きなれない言葉ですよね。

Qスイッチピコというのは、パルス幅(照射時間)のことです。

Qスイッチナノセカンドレーザーともいい、
0.000000001秒でレーザーを照射することで、非常に強いピークパワーを得ることができます。
対象物(メラニンや酸化ヘモグロビンなど)を熱ではなく、衝撃波で破壊することができます。
その何がいいのかというと、熱影響が少ないことで、熱傷や炎症後色素沈着(PIH)などのトラブルが少なくメラニンなどが壊れる=しみが取れるということなのです。

さらに1/1000倍短くレーザーを照射できるのがピコセカンドレーザーで、よりピークパワーが高くなり、より深くレーザーも届くようになります。
うすいしみにも反応しやすく、熱影響が少ないことでPIHが少ないのがいいところです。
特にタトゥー(刺青)にはピコレーザーが適しています。

逆に、脱毛などに使うレーザーは、パルス幅を長くしたロングパルスレーザーが適していて、毛の周囲の毛包・毛乳頭に熱が拡散することにより毛の組織が破壊され脱毛効果を得ています。


さらに、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Nd:YAGレーザーとは波長の違いで、それぞれ、メラニン(茶色)への反応性、酸化ヘモグロビン(赤)への反応性の違いや皮膚のどの深さまでレーザーが届くのかという違いがあります。

これにより、しみ取りレーザー照射時の反応しやすさなどキレの違い、レーザー照射後のPIH(一過性の色戻り)が出やすいかどうか、PIHが出たとしても消退しやすいかどうか、など少しづつレーザーの種類による違いが出ます。
また、濃くて少し厚みのあるしみが得意なもの、うすいしみにも反応しやすいものなど、どの辺りのしみ取りに焦点を合わせていくか、また、トーニングなどの治療ができる種類を選びたいかどうか、これはドクターの好き好きなので、これが1番いいレーザーです!というように言えないのです。
みなさん、自分の診療スタイルに合うレーザーを選ばれていますし、我が子(レーザー)が一番!と思っていると思います

さて、「しみ」と一口に言っても、色々な種類のしみがあります。
1、老人性色素斑
2、肝斑
3、そばかす(雀卵斑)
4、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
5、脂漏性角化症
6、皮膚がん

そのしみの種類によって治療法が変わります。
また、自分ではしみだと思って来院された方の中に、まれに、皮膚がんだったという方もいらっしゃいます。
まずは、それがどのタイプのしみなのか、正確に診断を受けることがとても重要です。
私たち、皮膚科専門医はダーモスコピーという虫眼鏡のような拡大鏡で、しみやほくろ、できもの、の模様を見て診断するトレーニングを積んでいます
また、皮膚がんが疑われる時には、皮膚生検という病理検査を行うこともあります。

「しみ」でお悩みでしたら、あすか皮フ科クリニックにぜひご相談くださいね