名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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にきび治療は早めが肝心💊にきび痕を残さないために🏥

ニキビの治療に力を入れています

ニキビは思春期に経験するありふれた皮膚疾患です。

毎日、中高生の学生さんもたくさん来院されますが、30代・40代の成人男女も多く、特に「大人ニキビ」は口まわりやあご・フェイスラインに多発する方が多いですね。

成人女性では生理前に悪化する方が多いです。

また、コロナが流行りだしてから「マスクニキビ」が増えているのも今年の特徴でしょうか


ニキビは、なぜ治療するのでしょうか?

それは、赤く膿をもったニキビを放置すると「ニキビ痕」が残るからです。

それでも赤みは時間とともに落ち着いていきますが、でこぼこした瘢痕はずっと残ってしまいます。

赤みや瘢痕は美容診療で対処していく方法もありますが、長い時間も費用もかかります

ニキビはありふれた病気であるからか、ニキビが気になり始めてから医療機関を受診するまで平均2〜3年かかっているといわれます。

軽症のニキビは市販薬でも炎症が治ることもありますが、軽症のうちに皮膚科を受診し重症化を防ぐことで、ニキビ痕を残さないことにつながります。

ニキビはどうしてできるの?

ニキビのできる4大要因

①    性ホルモン

②    皮脂の分泌増加

③    毛穴のつまり

④    アクネ菌の増殖 

ニキビの発症には、主に上記の4つが関与します。

男女ともに男性ホルモンが深く影響しており、思春期に性ホルモンの分泌が活発になると、皮脂の分泌が盛んになります
思春期以降のニキビは、
女性ホルモンと男性ホルモンのバランスの崩れが一因といわれています。

また毛包周辺の角質が厚くなり毛穴が狭くなることで、毛包内に皮脂がたまり「面ぽう(白にきび)」ができます。
この面ぽうの中で皮脂を好むニキビ菌が増加し、
赤いにきびや化膿した黄色いニキビへと悪化していきます。

この面ぽうをいかに減らしていくかが、ニキビの治療においてとても重要なのです



 

ニキビの治療はどうするの?

私たち皮膚科医は、日本皮膚科学会が作成している「診療ガイドライン」に従って治療にあたっています。これは、我が国における最も標準的でかつ最善と思われる診療を提示しているものです。

これに沿って、エビデンス(科学的根拠)の高い保険治療をまず行なっています。

美容診療をしていると、外用などいっさい塗っていなくて、レーザーやケミカルピーリングだけで治したいと来院される方もいらっしゃいます。

しかし、まずは保険診療での外用治療を必ずみなさんにしていただいています。

上記のような、アダパレン(ディフェリン)にる毛穴出口の細胞分化の抑制作用やBPO製剤(べピオ、デュアックゲル)、配合剤(エピデュオ )による角質剥離作用により面ぽう(白ニキビ)が2〜3ヶ月かけて無くなっていきます。
すでににきび治療を皮膚科で行なっている方は、このような治療をされていますよね

これらの外用薬はとてもいいお薬です

しかし他院で処方されて使ったことがあるけれど、赤くヒリヒリしてやめてしまったという方をよく見かけます

べピオゲルやデュアックなどのBPO製剤は約3%の方に接触皮膚炎(かぶれ)が起きて使えない方がいらっしゃいます。

ただお話をよく伺うと、本当にかぶれのこともありますが、中には乾燥による赤みやヒリヒリで脱落しまっているという方も少なからずいらっしゃいます。

その場合、使い方を工夫すれば乾燥による刺激症状を乗り越えていけることもありますので、塗り方指導を丁寧にさせていただいています

また、抗生剤外用薬のみで治療されている例を見かけますが、耐性菌の発症リスクが増えますので、みなさまにはアダパレンやBPO製剤との併用の必要性についてご説明しています。
抗生剤は長くても3ヶ月をめどに中止していきます。

コントロールしにくいニキビには漢方も併用しています。

 

スキンケアについて

膿ができたら爪で押し出してしまう方もたまに見かけますが、かえってニキビ痕が残りやすくなるので、絶対に自分で潰さないで皮膚科に来てくださいね

洗顔の仕方、保湿など日々のスキンケアも大事なので、丁寧に説明します。

ニキビの赤みはやはり隠したくなるため、髪の毛で覆ったり、厚くお化粧している方のお気持ちもよくわかります。

ニキビを上手に隠す肌に優しいお化粧の仕方についてもご説明します。

 

ニキビの自費治療について

保険適応の治療の組み合わせだけではなかなか炎症が落ち着かない患者様もいらっしゃいます

毛包の閉塞を改善するケミカルピーリングや、赤みを改善させていく光治療、レーザー治療なども取り入れていくと難治例や早期改善を望む方の場合、落ち着いていくこともあります。

また瘢痕として残ってしまったニキビ痕には、肌再生を促すフラクショナルレーザーなども回数はかかりますが有効な手段です。

また性ホルモンが関与するため、成人女性ではホルモン療法が奏功する場合もあります。

ただし、上記の治療は自費診療となりますので、効果や価格、副作用など医師とよく相談して治療法を決定していく必要があります。

 

あすか皮フ科クリニックでは、「早く」「きれいに」治すことを大切にします

まずは保険適応の治療で、患者さまのお肌をよく観察しながら内服・外用のコントロール、スキンケア指導をします。

また、美容診療の治療メニュー幅広く用意し、難治例の患者さまにもしっかり対応していきます。

360度の視点からいろいろな手法を用いて、早期にニキビをコントロールすることがとても重要です

まだ開院まで5ヶ月ありますので、これを読んでくださった方の中に、ニキビでお悩みの患者さまがいらっしゃいましたら、まずはお近くの皮膚科を受診してくださいね!

それでも、もしなかなか治らなければ来てください

二人三脚で一緒に治していきましょうね