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Gentle MAX PROにできること💡その1:医療脱毛

2021年1月6日

あけましておめでとうございます

年が明け、開業準備で慌ただしくなってきました

ブログを少しサボってしまいましたがまたこつこつアップしていきたいと思います

 

さて、あすくりではGentleMAX PRO(ジェントルマックスプロ)を導入します

シネロン・キャンデラ社のGentleMAX PROは、
2016年に長期減毛用レーザー装置として日本で初めて薬事承認を取得しました。
そして2020年6月には、国内初となる表在性の良性色素性疾患の治療での承認を取得しました。

 

つまり、脱毛シミの治療が一台で可能なマルチレーザー機器です。

さらに搭載されているヤグレーザーにより、リフトアップたるみの治療までできてしまいます。

また本体内蔵の表皮冷却装置(DCD:ダイナミッククーリングデバイス)により、レーザー照射と同時に冷却ガスを吹き付け表皮の保護と疼痛緩和ができ、ダウンタイムのほとんどない治療が可能なレーザーです


GentleMAX PROにできること

その1 医療脱毛

その2 レーザーフェイシャル(しみ治療)

その3 リフトアップ

 

その1 医療脱毛について

医療脱毛は、毛包破壊を伴う医療行為です。

それは平成13年の厚生労働省の通達においても明記されています。

医療レーザー脱毛は、レーザー光が毛のメラニン色素に反応して熱を発生させ、
毛乳頭バルジおよび皮脂腺開口部破壊します


エステ脱毛
は「一時的に毛を減らす」施術であり、施術後にまた毛が生えてくるまでの期間を長くするだけで、組織破壊を伴ってはいけないとされています。

また、エステでの光脱毛による熱傷熱傷後色素沈着で皮膚科を受診される方が時々いらっしゃいます。下の図は2017年の国民生活センターのものです。

医師の管理のもとでレーザー照射する方が安全であり、万が一合併症が起きた場合にも迅速に対応することができます


なぜ、あすくりは GentleMAX PRO  を選んだのか?

これまで長年美容医療に携わってきて、このGentleMAX PROを使い慣れている、というのが一つ目の理由です。

GentleMAX PROは、ロングパルスアレキサンドライトレーザーと、ロングパルスヤグレーザーの2波長を発振できるレーザーです。

2種類のレーザーを使い分けることで、女性のうすく細い毛から男性の濃く太いヒゲまで、様々な毛質に対応することができるというのが2つ目の理由です。

 

一般的によく使われる脱毛レーザーには以下のようなものがあります。

アレキサンドライトレーザー(波長755nm

ダイオードレーザー(波長810nm)

ヤグレーザー(波長1064nm)

この波長の違いは、メラニン吸光度皮膚の深達度などの違いになって現れます


1)上記の中でメラニン吸光度が一番高いのはアレキサンドライトレーザーです。

通常の毛には、アレキサンドライトレーザーがよく反応します

ただし、皮膚の色(表皮細胞中のメラニン)にも反応するので、もともと色黒の方や、日焼けしている人、色素の濃い部位は、毛の色素に届く前に皮膚表層で反応してしまい熱がこもって熱傷になってしまうこともあるので、メラニン吸光度のやや低いヤグレーザーの方がいい場合もあります

 

2)また、皮膚のどの深さまでそれぞれのレーザーが届くのかという深達度を見ると、ヤグレーザーが一番深く届きます。

男性のヒゲのように、深くから生えてくるような太い毛はヤグレーザーが適しています。

しかし、ヤグレーザーは深逹度が深い分、深部へ響くような痛みを伴うことがあるので、初めのうちはアレキサンドライトレーザーを選択することもあります

 

このように、2波長搭載されていると、毛の質によって、深さによって、そのまわりの皮膚の状態によって、レーザーの種類を使い分けることができるというのが大きなメリットです

 

またこのレーザーを選んだ3つ目の理由は、2波長搭載していることにより、レーザー脱毛による副作用「硬毛化」に対応することができるということです。
硬毛化が起きた時、2波長あると、レーザーの種類(波長)を変えたり、照射の仕方を変えたりして対応することができるのです

 

レーザー脱毛の副作用には、

1)毛嚢炎

2)熱傷

3)硬毛化

4)その他まれに、水疱、痂皮、色素沈着、色素脱失を起こす可能性があります

 

硬毛化とは・・・

ごくまれに、レーザー照射後にかえって、毛が濃くなったり、硬く太くなったり、長くなったりといった「硬毛化」が起こることがあります

うなじ、背中、二の腕上部、肩、フェイスラインで起こることがあります。

わたしもいままでに硬毛化の患者さんを経験したことがあります。

頻度は高くはないのですが、これが実に厄介なのです

根気よく回数を重ねることで解決できますが、通常よりもさらに施術の回数が多くなる可能性があります。

 

なぜ硬毛化は起きるのでしょうか??

あくまでも推定の範囲ですが、以下の2つが原因ではないかといわれています。

「脱毛レーザーで毛の組織が破壊しきれなかった場合に、熱刺激により毛の成長がかえって促進され太く長い毛となる」という可能性

「脱毛により、退行期、休止期の毛の成長が促進された」可能性

 

ここでもう一度、レーザー脱毛のメカニズムについて

脱毛レーザーは毛の黒い色(メラニン色素)に反応して熱を発生し、熱の力で、
毛の成長に関わる毛根部分の細胞と、
発毛に必要な栄養を供給するバルジ領域という部分を破壊することで脱毛効果をもたらします


つまり、毛の黒い色が濃いほど熱に変換しやすく、太く濃い毛には効果が出やすくなります。

一方で、うぶ毛や細い毛はメラニン色素が薄いためレーザーが反応しにくく、十分な熱に変換させることが難しいとされています。

うぶ毛や細い毛に十分な熱が加えられないと、レーザーの熱刺激で、かえって毛の成長が促進され、硬毛化という現象につながってしまう可能性があるのです

寝た子を起こしてしまうような感じです

 

脱毛レーザーの照射パワーなどは、パラメーター(どれくらいで照射するといいですよ、という指標)があるので、同じ機械なら医療機関ごとにそれほど変わらないと思いますが、副作用対策には差が出ると思います

硬毛化が起きたときにどのように対処していくかは各医師の判断によるので、同じレーザーを持っていても、おそらく対処の仕方は少し違いが出ると思います

稀な副作用にもきちんと対応できるクリニックで施術されるといいですね

 

 

レーザー脱毛基礎知識
レーザー脱毛には、毛周期も重要になります。

毛は、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの生え変わりのサイクルを繰り返しています。

レーザーは毛根が毛乳頭についている状態の成長期の毛根に反応することで脱毛効果を発揮します。

休止期の毛はメラニン色素がほとんどなくレーザーに反応しません。
よって  治療は毛周期にあわせてレーザーを数回照射します。

安全で効果的な脱毛のためには、6〜8週ごとのレーザー照射が最適です。

男性のヒゲの場合は1ヶ月ごとの間隔で治療します

 

毛根付近は輪ゴムで軽く肌を弾いたような軽い痛みが出ます

毛根が太い部位ほど痛みは出ますので、痛みに弱い方は、麻酔クリームを塗布した上で施術を受けることも可能です。麻酔クリームが使用できるのも医療機関のみです

 

注意点

皮膚の色が異常に黒い人や、強く日焼けをしている人はレーザーを照射できません。

妊娠中の方、アレルギー体質、ケロイド体質の方は事前にお申し出ください。

抗菌薬や降圧剤など“光過敏反応”が強く出る薬を服用中の方では、可視光でも過敏反応が出る可能性がありますので、薬剤服用中の方は事前にお申し出ください。
毛を抜いてしまうとレーザーが反応しませんので、治療前に毛抜き処理しないでください。