今月末にはもうゴールデンウィークですね
この時期から気になってくるのが紫外線
本格的な夏になる前、5月ごろより紫外線量は増加し始めます
実験的に皮膚の細胞がダメージを受けるUVB照射量は約120mJ/cm2くらい。
これは、真夏に20分紫外線を浴びた時の照射量とほぼ同じくらいの強さです。
また、午前10時〜午後2時ごろが1日のうちで1番紫外線照射量の多い時間帯ですが、これは1日で浴びる紫外線量のうち60%を占めます。
この昼間の紫外線対策、とても大事なのです
細胞実験で、ビタミンCを添加していない細胞()は、UVB照射により空砲ができてしまっています。
つまりUVBによる細胞死を引き起こし、シミやしわの発生、皮膚癌の発生へとつながります。
ところが、ビタミンCを添加した細胞()は、UVB照射をしても空砲の発生が極端に減るのです。
つまり、ビタミンCはUVB照射による細胞障害を抑制し、お肌の老化を抑制、皮膚癌の発生を抑制すると考えられます。
このことから、朝出かける前のビタミンC塗布が大事ということがわかります。
では、お顔にビタミンCを含むレモンなどでパックしたらいいでしょうか?
実は、柑橘系(オレンジ、グレープフルーツ、ライム、レモンなど)、きゅうり、ハーブの一部(パセリ、パクチー)、香りの強い野菜(春菊、セロリ、シソなど)、ブロッコリーなどには、
ソラレンという物質が多く含まれていて、紫外線の吸収を高めてしまう働きがあります
これらの物質の摂取は、朝は控えたほうがいいですね
まして、レモンパックやきゅうりパック、レモン水、きゅうり水など塗布すると、光毒性物質ソラレンによりかえってシミや色素沈着が増えてしまうのでやめましょうね
ただし、ビタミンC自体には光毒性はなく、食べ物ではない純粋なビタミンCを朝、お肌につけることは必要です
また、皮膚の光老化において、酸化ストレスということも考えなくてはなりません。
光老化は、紫外線による直接的なDNA損傷の他に、酸化ストレスを介したDNAやタンパク、糖、脂質への障害の結果生じるものと考えられています
ここでキーワードとなるのが活性酸素種【 ROS 】
ROSとは、酸素分子(O2)に由来する反応性に富む一群の分子群です。
細胞内のさまざまなシグナル伝達経路を活性化することが知られています。
活性酸素が真皮のコラーゲンを生成する線維芽細胞を酸化ストレス状態になると、コラーゲンを分解する酵素(MMP)が増え、コラーゲンの減少ひいては深いしわの原因となっていきます
水溶性ビタミンCやポリフェノール、ビタミンE、カロテノイドは、この活性酸素を除去する能力を有しています。
特に、ビタミンCには、コラーゲン産生促進、プロコラーゲンの水酸化促進、MMP2,9の抑制作用があり、シワを改善することが報告されています
つまり、1日紫外線を浴びて酸化ストレス状態にあるお肌にビタミンCを塗布することで、活性酸素などが除去されると考えられています
これらビタミンCの働きと高濃度ビタミンC点滴については、以前のブログでご説明しましたね
ぜひこちらももう一度ご覧ください👇
https://asuka-hifuka.com/2020/10/24/ビタミンcの働き🍋/
ビタミンCローションは、
朝は紫外線によるダメージの予防のために、
夜は紫外線ダメージを修復するために、日々のスキンケアに取り入れましょう🍋
また、ニキビ肌にもビタミンCの塗布がオススメです
ビタミンCには、
1)活性酸素除去作用
2)メラニン生成抑制作用
の他にも、
3)コラーゲン生成促進作用
4)アクネ菌に対する抗菌作用
5)過剰皮脂の分泌抑制作用 があります。
過剰皮脂を抑えてニキビをできにくくするためだけではなく、
コラーゲン生成促進作用もあるため、
ニキビ跡の瘢痕回避のために、早期よりビタミンC製剤の外用を使用したほうがいいです。
炎症後3〜5日でコラーゲン新生が始まるので、
皮膚の萎縮を予防し、赤みの早期軽減、炎症性色素沈着の予防が可能となります
あすか皮フ科クリニックでは、
クリニックオリジナルの高濃度ビタミンCローションをお取り扱いさせていただいております
リン酸化されたビタミンC誘導体は、皮膚の奥へ浸透し、ビタミンCへと変化しその効果を発揮します。
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