『手掌多汗症』の治療薬、アポハイドローションが、6月1日より発売となり、あすくりでもすでに多くの患者様に処方させていただいております✋
これまでにも手掌多汗症には塩化アルミニウム外用液を使用することがありましたが、自費の薬剤であり、また、かぶれたり、効果が不充分なことがありました。
保険適応で処方できる薬剤が出てきたことはとても喜ばしいことです。
テストで緊張すると、テスト用紙がふやけて破けてしまう
野球でグローブの中が滑ってしまうので、しっかり握れない
手汗が多くて湿疹を繰り返し痒みがある
など、手汗でお困りの患者さんがたくさんいらっしゃいます。
アポハイドローションは、サロンパスなどの湿布薬で有名なHisamitsu（久光製薬）さんから発売されました。
アポハイドローションの成分「オキシブチニン塩酸塩」は、これまでにも、過活動性膀胱などの治療薬として使用されてきた「抗コリン薬」です。
新しい成分というわけではないのですが、この成分を、Hisamitsuさんの特殊技術、TDDS ＝ Transdermal Drug Delivery System で角層の厚い手掌でも、塗るだけで効かすことができるようになったのです✨
さすが、貼り薬に強い、Hisamitsuさんですね💡
今日は、そのアポハイドローションの、発売記念講演会がありましたので、WEBで参加しました💻
手掌多汗症の診断から、有効性、副作用などについて学びました。
手汗が多いといっても、片側だけ出るという場合には、糖尿病や甲状腺機能障害、シェーグレン症候群などの内科疾患を除外しなければなりません。
診察ではその辺りも確認しながら処方しております。
手汗に、手当てを✋
手汗でお悩みの方はご相談くださいね🏥
👇アポハイドローションについての過去のブログはこちら
https://asuka-hifuka.com/2023/05/26/手掌多汗症の新薬👋アポハイドローション/
https://asuka-hifuka.com/2023/04/04/手汗にお悩みの方へ💡手掌多汗症の新薬が発売/