名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

〒458-0852
愛知県名古屋市緑区元徳重2丁目105番

ブログ

本日も講演会をしました💠アトピー性皮膚炎

本日もお声がけいただき、アトピー性皮膚炎の治療薬「デュピクセント」についての講演をさせていただきました✨




日曜日にもかかわらず、多くの先生、スタッフさんが参加してくださいました。


まず、私から、当院でのデュピクセント導入の流れや運用の工夫、
デュピクセントやJAK阻害薬での治療で気づいたことなどをお話しました。










アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患です。

小児では、皮膚バリア機能低下からの経皮感作から食物アレルギーを発症することもありますし、
アレルギーマーチと呼ばれますが、喘息などのアレルギー疾患が次々と発症するため、
しっかりその症状を抑え込む必要があります。
また、心血管イベントの発症リスクが高くなるため、成人においても重症症状を早めに寛解へ持ち込むことが重要です。




2018年のデュピクセントの登場を皮切りに、JAK阻害薬やその他の生物学的製剤が登場し、
中等症・重症アトピー性皮膚炎の症状は劇的に改善できる時代となりました。
またさらに、新しい薬剤がどんどん増えてきています。




 


その中でも初めに登場したデュピクセントは、現在では生後6ヶ月以上の小児から使用できる注射剤です。





当院では累計50例以上の患者様に投与させていただいておりますが、ほとんどの患者様に皮疹の改善を認めております✨
当院での治療経験をお話しし、そこから見えてきたことについてお話しさせていただきました。






続きまして、八事日赤の鳥山先生のご講演です。
皮膚バリア機能におけるIL-4、IL-13の役割、意義、症例などをお話しいただきました。
また、こうした治療のやめ時について。
寛解終了の基準などもお話しいただき、大変参考になりました✨


その後はご参加の先生よりご質問をいくつかいただき、分かる範囲でお答えさせていただきました。



ご参加くださった先生方、スタッフさんと集合写真を📸

前列左から
すみとも皮膚科の千穂先生
八事日赤の鳥山先生
わたし
赤池エンゼル皮ふ科の奏子先生

後列は順不同で
遠藤先生
こうのすクリニックの日比野先生
せきや医院の関谷先生
のぎもり皮フ科の野木森先生
瑞穂ゆかり皮ふ科クリニックのゆかり先生
紀平先生

久しぶりにお会いできた先生方ばかりで、とても嬉しくなりました💓
講演会後は、美味しいスイーツを食べながらおしゃべりに花が咲き、あっという間に時間が過ぎてしまい話し足りないくらいでした。
本日も有意義な一日でした😊