目元のクマがあると、疲れた印象や寂しげな印象が出てしまいますね。
あすくりでは、ヒアルロン酸注入と、(場合によっては)ベビーコラーゲンの併用により、目の下のクマやゴルゴラインを改善する注入治療をしています。
目元のクマは、いろいろな原因が組み合わさって生じます。
① 骨の萎縮、もしくは低形成
② 皮下組織の減少
③ 支持靭帯のたるみ
④ 眼輪筋の菲薄化
⑤ 肌弾性の低下 など。
若い方で影クマが気になる、という方は生まれつき骨格的な問題で、頬の骨の低形成が原因になっている事が多いです。一方、加齢による目元のクマは、①〜⑤までの原因に対してアプローチする必要があるため、
これらの要因に当てはまるものが多ければ多いほど治療も難しく、使い分けるべき製剤の種類も増えます。
目の下の脂肪の突出(目袋)が強い場合には手術が必要となりますが、目袋が軽度か、へこみが主体の場合は注入治療で改善します。
注入治療で改善しやすい方の特徴としては、negative vectorというタイプの方
目の下〜頬の骨格が小さめで、横から見た時に、黒目の表面よりも頬のトップが奥に引っ込んでいるタイプの方です。
アジア人はほぼ全員negative vectorとも言われるので、頬の改善はほぼ必須です💡💡💡
上図がpositeive vector
横顔を見た時に、黒目の表面よりも頬が前方に出ている場合
上図がnegative vector
眼球よりも頬が後ろに下がっている場合です。
negative vectorの場合、眼窩脂肪を押し上げる組織がないので、いわゆるeye bag(目袋)も出てきやすくなります。
このようなタイプでは、まず後退している部分の高さをヒアルロン酸で補うと、症状がかなり改善されます。
上の右図の赤丸の部分を、ヒアルロン酸で補充します。
逆に、頬のボリュームをしっかり補わないで目周りのクマのみを改善しようとしても良い結果につながりません。
さらに、目頭のすぐ下の青クマが目立つ方や眼窩脂肪との段差が目立つ場合にはベビーコラーゲンを併用することもあります。
目頭から伸びる凹みの一部をtear trough (ティア・トラフ)と呼びます。
この、瞳孔中心線より内側の皮膚の薄い部分にヒアルロン酸を浅く入れてしまうと、チンダル現象といって青く透けて目立ってしまいます。
ここは、ベビーコラーゲンで注入すると綺麗に仕上がります✨
📷あすくりでヒアルロン酸注入を受けていただいた患者さまです。
👑 50代女性
お悩みは目元のクマが気になるとのことでした。
横顔を評価すると、negative vectorが目立つ方でした。
ヒアルロン酸2本とベビーコラーゲン1本を使用。
ヒアルロン酸で、
リフトアップポイントの靭帯の緩みを補強し、頬や眼窩の骨萎縮によるボリュームロスを補強します。
ゴルゴライン周りの脂肪を補充するように、深い脂肪層や浅い脂肪層にも適度に補充していきます。
専門的に記載すると、
zygomatic cutaneous ligament付近の脂肪組織deep malar fat pad/SOOFのボリュームを補充します。
ボリューム比較画像で、ボリュームアップしたところが赤色に表示されています。
横顔の画像で、左側のお写真では頬の高さが足りずnegative vectorでしたが、
右側のお写真では頬の高さが出ました。
目元のクマが改善しました✨
目元や頬がふっくらすると、元気で若々しい印象になります。
頬の骨格と皮下組織の補強をすることで、目元の影が消えて、元気で若々しい印象になりました
お写真の提供をご快諾いただきありがとうございました💓
ヒアルロン酸注入は、骨格や皮下組織の減少を補い、若い頃の輪郭に戻していくことで、ナチュラルに、違和感なく若返ることができます。
患者さまごとに、使用するヒアルロン酸も、本数も違います。
その方その方ごとにオーダーメイドで治療させていただいております✨
まずはお悩みとなっている部分の原因を正確に評価することがとても重要です。
ぜひお気軽にご相談くださいね☺️🏥