
まずはスタッフ全員で薬剤についての勉強会✏️
今回は、中等症・重症アトピー性皮膚炎の画期的な治療薬「イブグリース」について


あすくりでも多くの患者さまが、イブグリースによる治療を受けられています✨✨✨
2024年5月に発売された注射剤で、発売から1年間は2週間処方しかできないという投薬期間制限があるのですが、この5月で発売から1年経ち、投薬期間制限が解除されます。
それにより、長期処方が可能となり、患者さまにとって大きなメリットとなります。
イブグリースについて全員で学びました✏️

アトピー性皮膚炎の治療は近年、目まぐるしい勢いで変化してきています。
既存治療で効果不十分であった中等症・重症アトピー性皮膚炎の皮疹が劇的に改善する時代となっています。
今や、重症患者さまでも、アトピー性皮膚炎の治療ゴール
【症状がないかあっても軽微で日常生活に支障がない状態】を、こうした生物学的製剤によって目指すことができます✨
アトピー性皮膚炎の皮膚ではType2炎症が病態を形成しています。
それに関わるサイトカイン(信号)やサイトカインが伝わる受容体に結合するJAKなどを標的とした薬剤が次々と登場しています。
『イブグリース』は、そのサイトカインのうちのIL13だけを阻害する生物学的製剤です。
IL13と結合し、IL13α/Il4α1受容体複合体の形成を阻害し、その後のシグナル伝達を阻害することでType2炎症を抑えます。
半減期といって、薬剤が体内で代謝や排泄などで半分になるまでに要する時間が長いのが特徴です。
よって、通常は2週間ごとの注射でスタートしますが、患者さまの症状が落ち着いてきたら、1ヶ月ごとに治療間隔を延ばすこともできます。
今後は、自己注射ができるようになれば、必要量を処方し、自宅にて注射していただくこととなる予定です。
実は、このイブグリース、2024年に、グッドデザイン賞を受賞しました🎊
体に押し当てる底辺が安定しているペン型で、患者さまから針が直接見えない設計になっています。
キャップを外して、体に押し当て、ロックを回して解除して、ボタンを押すだけ、と簡単な操作で注射ができます。
とても簡単なので、自己注射も清潔操作さえしっかりすればすぐにできそうです。
詳しいことは診察にてご説明いたします。
なかなか治らないアトピー性皮膚炎の症状でお悩みの方は、ご相談ください🏥
今回のお弁当はこちら🍱
見た目も綺麗で美味しかったです😋
勉強会後は、全体ミーティングで、日々の改善点をしっかり話し合いました✊
そして、私から、年に1度の、年間方針発表を🎀
当院の理念の確認
持続的成長を続けるクリニックであるにはどうあるべきか、について、私の考えをお話ししました。
保険診療では、高度な治療も行い、疾患を早く治す
美容診療では、お悩みを改善し、みなさまの心を元気をし、前向きに生き生きと人生を過ごすサポートをする
美容治療を受けることへの敷居を下げ、身近なものにしていく
保険診療、美容診療、2つの側面から社会貢献ができるクリニックを目指す
質の高い医療を提供するために、医師だけではなく、スタッフそれぞれも高みを目指して目標を持ち成長し続けること
個の成長が、組織の成長となること、などお話ししました。
2025年度も、あすくりは、医療を通して、皆様に笑顔を届けられるように前進していきます✊
ミーティングの最後は、4月誕生日スタッフのお誕生日会でした🎂
幸せのおすそ分けのケーキ
私はくじで6番で、ショートケーキをいただきました😋