日曜日は、アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント」のセミナーがあり、座長を務めました🎤
今回私は司会進行で、
赤池エンゼル皮ふ科の渡邉奏子先生と、
名古屋第二日赤病院の鳥山えりか先生にご講演いただきました。
お二人とも、とても聡明な女医さんで、尊敬する先生方です✨
講演1は、渡邉先生のご講演で、
デュピクセント導入時の実際の流れや工夫、患者さんの不安に寄り添うための説明の仕方などをお話しされました。
とても実践的な内容で大変勉強になりました。
続きまして、講演2は鳥山先生のご講演で、
All Ageに対するアトピー性皮膚炎治療戦略についてお話しくださいました。
アトピー性皮膚炎では、皮膚の状態たけではなく、
小児では、食物アレルギーや喘息発症に関連するアレルギーマーチが問題となりますし、
青年期はうつなどの問題、
中高年期は心疾患発症の問題など、
年齢別に多くの疾病負荷がかかることが問題です。
できるだけ早期に治療介入し、皮膚の状態を良くしていく必要があり、
多くの症例をお示しいただき、どのように治療戦略を組み立て、いつまで、どの状態までデュピクセントを継続し、寛解終了していくのか明確にお話しくださいました。
会場からもご質問があり、活気あふれる雰囲気となりました。
最後に、ディスカッションパートで、
アトピー性皮膚炎治療の最終目標「寛解」について議論させていただきました。
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024にも明記されていますが、
治療目標は、「症状がないか、あっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態にとうつつし、その状態を維持すること」
すなわち、これを 寛解 と呼びます。
寛解導入とみなす、臨床評価のポイント、重症度評価ツールの数値の目安、血液検査データにおけるTARCやIgEなどの数値目標などについて、お二人の先生方にお話しいただきました。
また、それらをどのように患者様とゴールを共有されているのか、説明の様子やコツについてもお話しいただきました。
本日のご講演からも、多くのことを学ぶことができ、大変有意義なセミナーとなりました✨✨
セミナー後は、スイーツでほっと一息☕️
久しぶりにお会いする先生もたくさんいて、嬉しかったです🩵
いろいろな先生とお話しできました😄
📸ご参加くださった皆さまと。
日曜日にもかかわらず多くの先生方にご参加いただきました。
ありがとうございました💕