まずはじめにスタッフ全員で薬剤の勉強会
今回は、アトピー性皮膚炎と乾癬の外用薬、ブイタマークリームについて、改めて学びました✏️

「ブイタマークリーム」について
アトピー性皮膚炎と乾癬の両方に効果のある外用薬です

作用機序については過去のブログをご覧ください
ブイタマークリームの成分である「タピナロフ」は、
AhRを活性化することにより、種々の遺伝子発現を調節します

炎症性サイトカインを低下⬇︎させ、抗酸化分子の発現を誘導⬆︎して、
皮膚の炎症を抑制するとともに、皮膚バリア機能を改善します
乾癬においても、IL17A, IL17Fといった炎症性サイトカインの減少、抗酸化作用、バリア蛋白の正常化などのメカニズムを通じて病変の改善に役立っています。
アトピー性皮膚炎
成人及び12歳以上の小児に、1日1回外用。
尋常性乾癬
成人に、1日1回外用。
ブイタマークリームの効果について
アトピー性皮膚炎
塗布開始後8週間で、症状が消失ないしほぼ消失、
かつ治療開始時にくらべてIGA (investigator’s global assessment) が2段階以上改善した患者さんの割合が、
ブイタマークリームを塗った群では20.24%でした

長期投与試験では、アトピー性皮膚炎の皮疹評価指標であるEASI が投与開始時より75 % 改善した患者さんの割合は徐々に増加し、52週時点では 76.6 % になりました。
つまり、外用開始後1年くらいで、皮疹スコアが75%改善する人の割合が76%くらいいるということです。

乾癬
塗布開始後8週間で、症状が消失ないしほぼ消失、
かつ治療開始時にくらべてIGA (investigator’s global assessment) が2段階以上改善した患者さんの割合が
ブイタマークリームを塗った群では20.06 %でした

長期投与試験では、乾癬の評価指標であるPASI (psoriasis area and severity index) が投与開始時より75 % 改善した患者さんの割合は徐々に増加し、52 週時点では 79.9 % でした。

また、勉強会の中で、
乾癬症状が消失した、PGAスコア0の患者さんが、
ブイタマークリームを休薬した後も、症状消失かほぼ消失を維持できた期間の中央値は、115日と示されました。
ブイタマーで炎症性サイトカインの産生が抑えられると、外用薬中止後も長期間症状消失を維持できるということですね💡
アトピー性皮膚炎や乾癬の外用薬はたくさんあります。
近年、ステロイドではない外用薬がどんどん登場してきています。
ブイタマークリームの適応がある患者様には診療の中でご説明しています。
ぜひご相談ください😊🏥
続いて、全体ミーティングです
日々の業務改善点や今後の予定について話し合いました。
皆さまからのご意見などもミーティングの中で発表しています。
ご意見箱設置や、アンケートQRコードを配布していますので、ぜひご意見をお寄せくださいね☺️
ミーティングの後は、8月生まれのスタッフ誕生日会です。
みんなで歌でお祝いした後に、お誕生日スタッフは今後の抱負を発表してくれます✨
おめでとう🥳❗️
幸せのおすそ分けのケーキ
わたしはくじで15番で、モンブランをいただきました🌰