名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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講演をしました🎤アトピー性皮膚炎の注射剤・ミチーガ

先週に引き続き、今週土曜日も、ご依頼をいただき講演をしました🎤
今回は、中等症アトピー性皮膚炎の治療薬「ミチーガ」についての講演です。






今回の講演会のテーマは、ミチーガを患者さんに効果的に指導するためのチーム連携について考える会で、医師と看護師さん80名ほどが参加されました。



講演1は、私の出番です。
ミチーガを、患者さまに説明し効果を評価する上で、医師とスタッフがどのように連携を取っているかについてお話しさせていただきました。





ミチーガは、「アトピー性皮膚炎に伴うそう痒」に適応のある薬剤です。
痒みを和らげるのに有用な薬剤です。
⬇️ミチーガについて過去のブログはこちら
https://asuka-hifuka.com/2025/07/12/ミチーガの講演をしました💉✨アトピー性皮膚/



ミチーガは、IL-31と競合的にIL-31受容体A(IL31RA)に結合することにより、IL-31の受容体への結合およびそれに続く細胞内への信号が伝わるのを(シグナル伝達を)阻害します。
これにより、痒みが軽減します。



その名称の由来も、mitigate(軽減する)とitch(痒み)を組み合わせて、Mitigate the itch(痒みを和らげる)という思いが込められて命名されています。
その効果は即効性があり、
1週間で、痒みが20%減少し、
1ヶ月で、痒みは30%減少し、
4ヶ月で、痒みが42%減少するというデータがあります。


ミチーガを含めた生物学的製剤・JAKを運用するためには、スタッフの協力が必須です。
当院のスタッフとの連携の様子についてお話しさせていただきました。

薬剤を注射・処方するだけなら簡単ですが、
その薬剤が本当に患者さまに効果を出せているのか、
副作用が出現していないか、
継続するべきか、薬剤変更するべきか、
きちんと評価しながら投与をする必要があります。




また、患者さまに治療を始める前に、その薬剤についての正しい知識を身につけてもらうことで、治療アドヒアランスが上がります。

患者さん自身が確かな知識を身につけ、医師と治療目標を共有し、積極的に治療に参加することが大切です。

そのためには、病気・薬剤の概要、治療スケジュール、治療効果、副作用、外用療法の重要性について、患者さまに説明する必要があります。
これを全て医師がこなすのは困難であり、一部を医師から説明した後に、スタッフから説明を補足してもらうといった、スタッフ連携の重要性があります。


運用の工夫として、パスのご紹介や、スタッフの指導の様子を動画でご紹介しました。



皆さま、メモをとって聞いてくださっていたようで、無事に講演をこなすことができほっとしました。


📸座長をお務めいただいた、ちあき先生と
今回も、ちあき先生が座長をしてくださって安心して発表することができました💕




続きまして、講演2はかすがい皮膚科の看護師さんが、
患者さまへの自己注射指導においてどのような工夫をされているか、ご講演されました。

丁寧でこまやかな指導内容と、指導のポイントを教えていただきました。
皆、真剣に聞いています。

     

そして、講演3では、ロールプレイで、
患者さまへの指導の様子を実践して見せてくださいました。


他院さんの診療の様子や指導の様子を拝見する機会は今までになく、とても興味深いものでした。
ミチーガを多くの患者さまに処方、指導されているクリニックさんの指導風景は、モデルケースとしてとても参考になりました。
今回、当院の看護師も参加させていただいており、勉強させていただきました☺️



📸講演会の役割者の先生方と



左から、
かすがい皮膚科の春日井先生
かすがい皮膚科の看護師の小林さん
竹尾皮ふ科の竹尾先生
わたし
ナゴヤガーデンクリニックの千晶先生


📸ミチーガのMのポーズで


充実した講演会となりました✨
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました☺️