毎年、大掃除を11月から始めることにしています
年末は何かと慌ただしいですしね
それにあまり寒くなると窓掃除とか水回りの掃除とか寒くて嫌になってしまうし、年末に一度に掃除すると疲れてしまいます。
年末にかけて少しずつ掃除していくとだいぶ楽です。
今日は、気になっていたキッチンの換気扇と水回りをピカピカにしていい気分です
さて、お掃除や家事をがんばっていると手が荒れてしまうのが悩みどころですよね
さらに今年はコロナの影響があり、アルコール消毒や頻回の手洗いで手が荒れてしまう方が本当に多いです。
アルコールは手を乾燥させますし刺激になることもあるので、石けんが使えない時だけにして、なるべく石けんでの手洗いをします。
手洗いをした後の水分の拭き取りが不十分だと、拭き残しの水分が蒸発するときに皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまい、より乾燥してしまいます。
手洗い後はしっかり水分を拭き取りましょう。
洗浄により皮脂や保湿成分が失われて乾燥肌になります。
失った保湿成分を補うために、ハンドクリームをこまめに塗りましょう
ハンドクリーム
手湿疹の患者さまのハンドクリームとして、ヒルドイドクリームを処方することが多いです。
ヒルドイドソフト軟膏に比べやや硬めですが、きちんと伸びますしべとつきが少ないです。
ヒルドイドクリームのいいところは、被膜形成能があるというところ。
これはヒルドイドソフト軟膏にも、そのジェネリックのビーソフテンクリームにもない能力です。
その主成分はどれも一緒なのですが、ヒルドイドクリームだけに含まれる添加物のステアリン酸、セトステアリルアルコールなどが関係しているといわれています。
要するに、被膜が形成されることで角質の中に水分が維持されやすく、保湿能力がとても高いということです。
わたしもこのヒルドイドクリームを持ち歩いています。
ただ、ヒルドイドクリームもベタつくという方には、もう少しさらっとした保湿剤もありますし、生活スタイルに合わせて保湿剤を選択しています。
クリニックになかなか来られない方は、市販品のハンドクリームでも十分です。
指先がパックリ割れてしまうととても痛いですから、予防の保湿ケアをこまめにがんばりましょう
ちなみに、「手が乾燥するので保湿剤が欲しいです」という方のなかに、下の写真のように指先が固くガサガサしていることがあります。
これはれっきとした手湿疹(進行性指掌角皮症)ですのでお薬を処方しますから、皮膚科を受診しましょうね