今日は特に風が冷たく、本当に寒い一日でした
最近、しもやけで来院される患者さまが増えています。
またこの時期気をつけたいのが低温やけどです
湯たんぽに足を当てたまま、または貼るカイロをつけたまま寝てしまって、やけどになってしまったと来院される方もいらっしゃいます。
低温やけどは、見た目より重症のことがあります
心地よく感じる程度の温度でも、皮膚の同じ部分に長時間接触していると、深く熱がこもり見た目より深い傷ができてしまいます。
44℃で3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分で低温やけどになると言われています。
深い熱傷潰瘍ができてしまうと、治るまで1〜2ヶ月かそれ以上かかることも少なくありません
深い皮膚潰瘍ができてしまった場合、壊死組織を除去する外科的処置が必要になることもあります。
また、皮膚の状態を見ながら外用の種類を変えていきます
傷跡は残りますか?と聞かれますが、やはり深い傷の場合は瘢痕化してしまいます。
熱傷は深さで分類されます。
浅逹性2度熱傷(SDB)までは、外用療法でだいたいはもとの皮膚の状態へ戻ります。
低温やけどは、真皮深くまで傷の及ぶ深達性2度熱傷(DDB)か、皮下組織まで傷の及ぶ3度になることもあり、この場合は瘢痕治癒となります
湯たんぽや電気あんかは、寝る直前に布団から出しましょう。
電気毛布も寝る直前に温度を下げましょう。
貼るカイロを貼ったまま寝ないようにしましょう。
やけどができたら、早めに皮膚科を受診しましょう。
寒い日が続きます
やけどに気をつけながら、暖かくしてお過ごしください