日曜日は、中等症・重症アトピー性皮膚炎の治療薬「デュピクセント」の全国講演会があり、品川まで行ってきました
デュピクセントについて過去のブログはこちら
https://asuka-hifuka.com/2023/07/15/アトピー性皮膚炎ドクター向けweb講演会をしま/
https://asuka-hifuka.com/2024/09/01/座長を務めました美容皮膚科学会/
https://asuka-hifuka.com/2023/09/26/アトピー性皮膚炎6ヶ月以上の小児にも適応/
今回はWEB配信はなく、現地開催のみで、400名規模の大きな会場でした
全国の先生方の診療のコツや治療成績、デュピクセントと他剤との比較について学べるいい機会なのでしっかり勉強します✊
前半は、東京「ひふのクリニック 人形町」の上出良一先生のご講演です。
Zoomで「アトピーカフェ」という(アトピー性皮膚炎の患者さまのお悩みに応えたり、最新情報を伝えたり、参加者がお互いに話し合うコミュニティーの場)を月に1回開いたり、アトピー性皮膚炎治療に精通していらっしゃるご高名な先生です。
中でも、印象に残ったのは、
デュピクセントによりTARCが長期に正常化し「質の良い寛解」を維持できるということでした。
JAKのようにTARCが上がっていく場合、不安定で容易に悪化したり、内服を飲み忘れると症状がすぐ再燃したりするのですが、
デュピクセントのようにTARCが正常化していると真の寛解として長期にいい状態を維持できる
=
つまり、質の良い寛解に至ることができるということでした
目指すべきゴールは、
小児では「真の寛解」
成人では「深の寛解」
嗜癖性掻爬では「心の寛解」
デュピクセントで本質的に治していくのだと教わりました
「患者さんの喜びは、医療者の喜びである」
というお言葉は深く心に響きました✨
医療者は、私たち医師だけではなく、看護師、事務さん、治療に関わる医療従事者全てです
後半は、移動して分科会。
聞きたい内容をさらに詳しく学びます。
ものすごい数の患者さまがご来院されることで全国でも有名な
あま市の「ごとう皮フ科クリニック」の後藤先生
香川県の「武岡皮膚科クリニック」の武岡先生
それぞれ、患者さんがたくさんご来院される中で、どのようにデュピクセントについて説明していらっしゃるのか、その工夫と様子を教えてくださいました。
Treat to Target (T2T)
ターゲットを決めて治療をしていく
最終目標はアトピーを治す(落ち着かせる)ことですが、
最初のターゲット(目標)を患者さまそれぞれに決め、
とびひを繰り返さないようにする、着たい色の服を着る、しっかり眠る、など、
それぞれの目標を意識して治療導入を進めていくのだと教わりました。
また、忙しい診療の中でも時間をかけて患者さまに説明するためには、
スタッフに説明を移管し、内容ごとに役割分担して、効率的に説明をこなす工夫を教えてくださいました
その後、橋口先生、米田先生も交えたディスカッションでも、
スタッフに説明を任せ、治療を効率的に進めていくチーム医療の良さをお話しされていました。
当院でも、皆さまに治療の内容を分かりやすく説明を工夫したり、
医師に聞けないことをスタッフに相談できるよう、
スタッフと共にチームで治療導入サポートができるようにしていきたいと思っています☺️
その後は、懇親会です
後藤先生と
春日井先生にもお会いできました
チーム医療の良さについて改めて考える良い機会となりました
⭐️⭐️⭐️⭐️
東京は至る所のイルミネーションが綺麗でした
ツリーがあちらこちらに飾られていて、もうクリスマスモードです
講演会前日には娘ちゃんとディズニーランドにも行きました
こちらにも巨大なツリーが
私は5年ぶりだったのでいろいろ変化していて新鮮でした。
ミッキーのワッフルを買うのに2時間待ち
連休でしたので、人が多くてどこもかしこも並び、忍耐です
午前のパレードは、モアナやズートピアなど元気なキャラクターがいっぱいで可愛かったです
美女と野獣のファンタジーランドにも入れて、ライドにも乗れ、満喫できました