にきびについて
にきび痕を残さないために、
難治性にきびには美容治療も取り入れます
にきびの原因はさまざまで、それぞれの原因とにきびの各状態に対応した治療が必要です。
まずは保険診療での内服外用治療を優先しています。
しかし保険診療による治療では改善の難しい難治性にきびには、美容治療も積極的に取り入れています。
STEP 1
微小面ぽう
STEP 2
面ぽう
STEP 3
膿疱を伴う黄色ニキビ
STEP 4
赤ニキビ
STEP 5
瘢痕
治療方法
おすすめの治療
ケミカルピーリング
皮膚に薬剤を塗布し、古い角質を取り除き肌のターンオーバーを改善する治療です。
毛穴に詰まった角栓を取り除くことで、にきびのできにくい肌になり、毛穴も引き締まります。
にきびのレーザー
にきびは毛包へ皮脂がたまりそこに感染を伴うことで生じます。
毛が少なくなればにきびも少なくなる可能性があります。もともと毛の薄い女性ではあまり適応になりません。
男性のアゴから首のにきびに適応となります。
TCA(トリクロロ酢酸)
スポットピーリング
クレーター状に凹んでしまったにきび痕や開いてしまった毛穴に、TCA(トリクロロ酢酸)という薬剤をスポット状に塗り、真皮層レベルまで働きかけて、皮膚を盛り上げていく治療法です。
通常のケミカルピーリングよりも強い酸なので、部分的に治療します。3ヶ月に1回の治療です。
TCA(トリクロロ酢酸)は、国内未承認の薬剤です。国内販売代理店より当院へ配送されます。ダウンタイムは施術後、1~3日で毛穴サイズの小さなカサブタができ、3日~1週間で自然に剥がれ落ちます。まれに、強い腫れやかゆみ、赤みが出ることがあります。
TCA(トリクロロ酢酸)リスク・副作用について
・接触皮膚炎、遷延する紅斑、皮膚の乾燥、びらん、潰瘍、色素沈着などの可能性があります。
■医薬品医療機器等法上の承認
未承認機器です。
■入手経路
国内販売代理店より入手しています。
■国内の承認医薬品等の有無の明示
国内においては、他の同一の成分や性能を有する承認品はありません。
内服薬(自費)
低容量ピル
低用量ピルとは、女性ホルモンの錠剤です。
本来の作用は経口避妊薬ですが、経口避妊薬には、女性ホルモンのエストロゲン(卵巣ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれています。低容量ピルに含まれるエストロゲンが、性ホルモンと結合するタンパク質(SHBG)を増加させ、このタンパク質(SHBG)がテストステロン(男性ホルモン)と結合します。血液中のテストステロンが減少し、皮脂分泌や毛包開口部の角化が抑制され、にきびの発症を抑えます。
※いくつかの注意点がありますので、治療を希望されても適応のない方には処方できないことがあります。
ロアキュタン
(イソトレチノイン)内服
ロアキュタンは、1982年にFDA(米国食品医薬品局)から認可を受けた内服薬で、主成分はイソトレチノインというビタミンA誘導体です。
炎症が進行した重度のにきびに対して高い効果を発揮します。健康な肌状態を保つのに必要不可欠なビタミンAを含むイソトレチノインは、にきびの炎症や皮脂の過剰分泌を抑える効果を持ち、にきびの再発を防ぎます。
注意点として、催奇形性があるため、女性は内服中と投与後6ヶ月間の避妊、男性は内服中と投与後1ヶ月の避妊が必要です。
料金
低容量ピル
ファボワール28 | 2,750円 |
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リスク・副作用について
・吐き気・嘔吐、乳房痛、頭痛、不正性器出血、倦怠感、下痢、腹痛、発疹、浮腫、黄疸、視力障害などの可能性があります。
■未承認医薬品等(異なる目的での使用)
医薬品医療機器等法において、「避妊」の効能・効果で承認されていますが、当院で行うニキビ治療目的での使用についてはいずれも国内で承認されていません。
■入手経路
国内の医薬品卸業者より入手しています。
■医薬品副作用救済制度の適応外
国内で承認での承認医薬品ではありますが、適応外使用のため、副作用救済制度は適応されません。
ロアキュタン(イソトレチノイン)
血液検査(適宜) | 3,300円 |
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10mg 30日分 | 13,200円 |
20mg 30日分 | 19,800円 |