名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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座長を務めました✊アトピー性皮膚炎・WEBセミナー

本日は、アトピー性皮膚炎のWEBセミナーがあり、ディスカッションパートの座長を務めました✨
名古屋市内の皮膚科医の先生方向けに配信されるWEBセミナーです。
今回、お声がけいただきお受けさせていただきましたが、きちんとスムーズに受け答えができるかちょっとドキドキしました(*´꒳`*)



会場は、サーウィンストンホテルにて。


藤田医科大学皮膚科教授の杉浦一充教授と、
南生協病院皮膚科管理医長の南部昌之先生とご一緒させていただきました。



杉浦教授は前任が名古屋大学皮膚科でしたので、わたしが大学院で膠原病の研究をしていた頃に大変お世話になった先生です。
現在も、当院は藤田医科大学病院と病診連携をとっておりますので、クリニックで重症例の患者様をたくさんご紹介させていただいており、現在もとてもお世話になっております。
南部先生は初めてお会いさせていただきましたが、とても温厚なお優しい人柄を感じられる先生でした。
同じ緑区ということで、当院からも南生協病院へご紹介させていただくことがありましたので、今回ご挨拶させていただくことができ良かったです。

大病院でご活躍の先生方お二人とご一緒させていただくことになり、とても緊張しました😅



セミナーが始まる前に、ちょっとそわそわしている私。



前半は、杉浦教授のご講演を拝聴します。
近年、アトピー性皮膚炎の新規治療薬がどんどん登場してきており、中等症以上の患者様の皮疹やQOLが劇的に改善しうる時代となっております✨✨✨

デュピクセント やJAK(オルミエント、リンヴォック、サイバインコ)といった薬剤について、患者様にどう伝え、どう選択していくのか。
昔は、医師側が薬剤を選択し、患者様に伝えるという形式が多かったものが、
今や、すべての選択肢をお示しし、患者様の目指すゴールに向かって一緒に考え、選択していく、SDM(shaired dicision making)の時代となってきたということ。

JAK阻害剤内服の中でも、オルミエントは、かゆみの強いアトピー性患者様によく効き、副作用の出現率も低く、使いやすい薬剤であるということ。
など大変勉強になるご講演でした。





 



上のグラフは、オルミエント投与翌日から痒みが改善する方もいらっしゃり、投与1週間後には30%以上の患者様がかゆみの改善を自覚するということを示しています。
診療中も搔爬の止まらない患者様も時に拝見しますが、かゆみのために、仕事や勉学に集中できない方、結婚式や就職活動などの人生の一大イベントを控えている方、かゆみで睡眠障害が出ている方などにとてもいい適応の薬剤だと改めて、教えていただきました。

また、目からウロコだったのは、ずっと長期で続けなければならない薬剤ではない、1週間、2週間だけでもひどい症状を緩和するために、短期でも使える薬剤だと教えていただいたことです👀🐟❗️

JAK阻害剤内服によって皮疹の改善が得られ、寛解導入ができれば、ステロイドのランクも下げられ、さらには、プロトピックやコレクチム軟膏、または保湿剤だけでコントロールができるようになります。
副作用に注意してしっかり管理すれば、とても有用な薬剤であると改めて感じました。


さて、次は、ディスカッションパートが30分続きます。
私は座長として、司会進行しながら、お二人の先生方にいくつかの質問をさせていただきました。
デュピクセント 、JAKどちらで導入したらいいのか、その使い分けは?
副作用について考慮すること。
効果判定の時期。
JAKのスイッチについて
効果が出ているときに投与間隔を空けることができるのか?
いつまで続けたほうがいいのか?
などなど、当院での経験もお話しさせていただきながら、色々なお話をお聞きすることができました。



座長は初めての経験でしたが、博識な先生方とお話しさせていただくことができ、とても有意義な時間となりました🎵
このような機会を与えていただきましたことに改めて感謝いたします💓


セミナー後に、杉浦先生とお食事をご一緒させていただきました。
私も大好きな「キッチンリボン」さん🥩





こちらのステーキはいつ食べてもほんと絶品です😋
久しぶりにお会いできたので、色々近況もお話させていただくこともでき、楽しかったです。
大好きなお肉を食べて、しっかりパワーチャージでき、明日のお仕事も頑張れそうです💪