月曜日は全体MTGでした✨
まずは勉強会✏️
①アトピー性皮膚炎の外用薬「モイゼルト軟膏」
と、
②スギ花粉症に伴う重症アレルギー性鼻炎の注射剤「ゾレア」
について、スタッフ全員で勉強しました。
スギ花粉症の方は、毎年毎年、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、つらいですよね👃
また、「花粉皮膚炎」といって、花粉症のある方のお肌に花粉がつくことで、皮膚が痒くなったり赤みが出たり湿疹症状が出ることもあります。
通常は、抗アレルギー剤の内服、点眼薬、点鼻薬、湿疹にステロイド外用などの対症療法となります。
また、アレルギー体質そのものを改善していく治療法として、シダキュアによる「舌下免疫療法」をされている方もいらっしゃいますね。
シダキュアはあすくりでも処方できますが、これからシダキュアの内服を導入しようとする方は、スギ花粉の飛んでいない6〜12月に開始する必要があります
2023年は、名古屋では2/23ごろよりスギ花粉が飛び始めると予測されています。
そんな重症スギ花粉症に伴うアレルギー性鼻炎には、
保険適応の注射剤、「ゾレア」がよく効きます
「ゾレア」は、「抗IgE抗体」というお薬です。
スギ花粉の飛んでいる2月〜5月にのみ投与します
適応は、以下の疾患です。
慢性特発性蕁麻疹(12歳以上)
喘息
重症スギ花粉症に伴う季節性アレルギー性鼻炎(12歳以上)
慢性特発性じんましんの治療薬として、あすくりでも何名かの方が現在、ゾレアで治療中です💉
さらに、あすくりでは、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に対しても、「ゾレア」の注射を受けることができます
ゾレアの投与をする医師要件を満たしているクリニックのみで治療が受けられる注射剤です
なぜ花粉症が起きるのか?
花粉症では、「IgE抗体」がアレルギー性の炎症を引き起こします
- アレルゲン(花粉)が体内で感知されると、「Bリンパ球」という免疫細胞でIgE抗体が作られます。
- アレルゲンとIgE抗体が、免疫細胞の一種であるマスト細胞に結合すると、「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」などの化学物質が放出され、これらがアレルギー性の炎症を起こします。
「ゾレア」とは
ゾレアは、「抗IgE抗体」というたんぱく質で、
花粉によって産生されたIgEと結合することで、
IgEはマスト細胞に結合できなくなります。
これによりマスト細胞は体内に侵入してくるアレルゲンと結合できなくなり、活性化が妨げられます
その結果、ヒスタミンなどの化学物質がマスト細胞から放出されなくなり、アレルギー反応が元から抑えられるのです
ただし、ゾレアによる治療を受けるには、以下の条件を満たしていることが必要です
重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)で、前年にも重症な症状があった血液検査をし、スギ花粉の結果が、陽性(クラス3以上)
季節性アレルギー性鼻炎の治療(内服・点鼻)を1週間以上行い、効果不十分であること
12歳以上
体重が20kg〜150kgの範囲にある
血液検査にて、血清中総IgE濃度が30〜1500 IU/mL
ゾレアの薬剤費
ゾレアによる治療にかかる費用は、患者さんごとに異なります
ゾレアは、1回75mg〜600mgを、2週ごとまたは4週ごとに投与します💉
その投与量、投与間隔は、
患者さんの体重と、総IgE濃度に基づき決定され、患者さんごとに異なります
以下の図が、換算表です。
それに基づき、
ひと月の窓口での支払額は、保険3割負担の方で、約4500円〜70,000円と異なるのです。
血液検査の結果と体重から、投与量と投与間隔、自己負担額が決まり、それらをお伝えした上で、投与を望まれる方に、治療開始となります
まずは、診察にてお問い合わせくださいね
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勉強会後のお弁当は、こちら🍱
お肉いっぱいで美味しかったです😋
しっかり勉強したあとは、全体ミーティングで、毎月の業務改善点を話し合います。
また、新しい治療を開始する計画があり、わたしから全体へお知らせをしました✨
みなさまへは、来週あたりに、新規治療のご案内とご予約についてお伝えできると思いますので、楽しみにしていてくださいね💕
ミーティング後は、1月のお誕生日スタッフの誕生日会🎂
今回のケーキは、瑞穂区のア・メルベイユさんの。
フルーツいっぱいで、選ぶの迷ってしまいますが、お誕生日の子が一番に選んだあとは、くじで順番を決めます。
わたしはくじが10番目でしたが、わたしの好きなシャインマスカットをみんなが残しておいてくれたので選ぶことができました。
優しいなあ☺️