名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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レーザー勉強会に参加しました😊✏️

本日は祝日でしたが、レーザーの勉強会がありましたので参加してきました😊
講師は、あざ治療でご高名な西堀先生です。
第2部のハンズオンセミナーでタワーズ院にもお伺いさせていただきました🏥
実は、2年前にも西堀先生のハンズオンセミナーの企画があったのですが、コロナ感染者が急増した頃でセミナーが無くなってしまったので、今回の勉強会はとても楽しみにしていました♬


あすくりでは、美容だけではなく、
レーザーであざ治療もしております🏥
青あざは、ピコレーザーで保険適応です。
赤あざも、Vビームで治療しております。
茶あざは、ピコレーザーが保険適応がなく、他院へご紹介しています。

前半は、セミナールームで座学です✏️




第1部では、2月にご開院される西堀形成外科・大高院・院長の尾本先生より「青あざ」について。
青あざのうち、一部の異所性蒙古斑は自然に消えることもありますが、一部は成人まで残ります。
成人になってから青あざを治療すると、レーザー後のPIH(炎症後色素沈着)が起きやすく、治療に難渋します。
それもあって、小児のうちに、あざ治療は始めた方が良いと言われます。
皮膚が薄いためレーザーが反応しやすく、傷の治りも小児期の方が早く、体が小さいため照射範囲も狭く済むからです。
いろいろな症例の経過と合併症についてのご講演を拝聴しました。


第2部で、西堀先生が「赤あざ」についてご講演されました。
赤あざをなぜ治療しないといけないのか?

それは、成人期になると、赤あざは増大することがあるからです。
盛り上がってくると、血管病変であることから容易に出血するようになったり、痛みを伴ったりすることがあると言われます。
その治療について、治療の期間、レーザーの設定、内服との併用例など、たくさんの症例を見せていただきながらご説明いただきました。

西堀先生は、28年前よりあざ治療と向き合って来られたご経験をお持ちです。
本日冒頭のご挨拶で、
あざ治療はただ薄くするのではなく、心の悩みを軽くするのも目的としています。
という先生のお言葉に、とても感銘を受けました。
あざ治療に翻弄されるご家族をたくさん見てきましたと。

「どうして綺麗に産んであげられなかったのか?」
「こんなに痛い思いをさせることが、本当に正解なのか?」
ご家族が自分達を責めてしまうことがよくあるとおっしゃておられました。

その気持ち、すごく分かります😌
実は、私の娘も、右の首から胸部にかけて生まれつきの茶あざ(扁平母斑)がありました。
薄い茶あざでしたが、0歳児から、愛知医大に通院し、レーザー治療をした経験があります。



2004.3/31の娘の写真です。
ピンボケですが、赤点線の部分に、薄めの茶アザがありました。

レーザー照射翌日には写真のように赤く傷のようになります。


まだ私は研修医終わって皮膚科医にもなっていない頃でしたので、レーザーの知識もなく、一人の患者の親というだけでしたが、
「なぜこの子のこんな目立つ部分にアザができてしまったんだろう。」
「綺麗に産んであげられなかった私が悪い、ごめんね。」
安全のため固定されてレーザー照射を受けながら泣き叫ぶ我が子を見て、
「我が子にこんな痛い思いをさせて本当にこれは正解なんだろうか?」
と、本当はそんなことないのに、自分自身を責め、とても葛藤した記憶があります。
あざのレーザー治療は複数回かかりますので、通院するのも途中で疲れてしまったこともあります。
しかし、今や20歳になりますが、右の頸部に茶アザがあったとは全く思えない肌となっています。

治療の最中はいろいろな葛藤がありましたが、今となっては、あの頃にレーザー治療を継続して本当によかったと思っています✨


実は、さらに、遅発性に膝の裏に茶アザが出現したため、高校生の頃にレーザー照射しましたが、ほとんど取れませんでした。
やはり、乳児期の方が効果は高いです。

このような経験から、あざでご相談くださる患者様のお気持ちがとてもよく分かります。
今は、皮膚科医となり、レーザー治療も数多く経験してきたため、治療の効果や経過をしっかりご説明もできるようになりましたが、
あざ治療の裏側にある、ご家族の心の葛藤を、自身の経験からしっかり理解して寄り添うようにしたいと常々考えております。




セミナーの後半は、一部の選ばれし7名の先生方と、西堀形成外科・タワーズ院へ移動して、レーザー照射を実際に見せていただくハンズオンセミナーでした。


前列左から、
名古屋市立大学病院・高木先生
わたし
西堀形成外科・理事長・西堀先生
たつた皮フ科クリニック(浜松)・立田先生
うえだ皮膚科内科(中川区)・上田先生
後列左から、
西堀形成外科・大高院院長・尾本先生
かすがい皮膚科(豊田市)・春日井先生
愛知医大・林先生
大城皮フ科クリニック(江南市)・大城先生


知っている先生もたくさんいらっしゃり気楽にセミナーを受けることができました🌟


西堀先生のクリニック・本院へ見学にお伺いした時も、実際のレーザー治療をたくさん見せていただきましたが、
今回はスタッフさんがモニターとなり、照射の様子、レーザーの設定をどうするか?などについて丁寧に教えていただきました。


①成人期まで残った腕の異所性蒙古斑
②しみ(老人性色素斑)
③背部の赤あざ
④小鼻の血管拡張  などなど。





小鼻の赤み(毛細血管拡張症)はあすくりでも、Vビームの治療希望が多い施術です。
他のクリニックの先生にも、この場合はどの設定にするのか、など意見を交わしながら、和やかにハンズオンセミナーが行われました。


持てる知識と技術を余すところなく教えていただける、このようなセミナーを開催してくださいました西堀先生とスタッフさん、キャンデラ社の皆様にとても感謝しています💓


最後に、西堀先生と📸


すしざんまいポーズ💓