あすクリでは、腋窩多汗症のご相談を数多くいただいており、愛知県内でも腋窩多汗症治療薬「ラピフォートワイプ」の処方量が多いクリニックの内の一つだそうです🏥
ということで、東海エリアでラピフォートワイプの処方量の多いクリニックの先生方、4人で、疾患啓発活動や潜在患者さんへの啓蒙について、実際の診療での効果の印象について、などを話し合いました✏️
左から、
きらり皮フ科クリニックの坂先生
ごとう皮フ科クリニックの後藤先生
わたし
かすがい皮膚科の春日井先生
夏になると誰しも汗をかきますが、わき汗の量が通常より多い方では、勉強に集中できなかったり、仕事に集中できなかったり、生活に支障をきたす方もいらっしゃいます💦
洋服の汗じみが気になったり、好きな洋服が着られなかったり、人と会うことを避けてしまう方もいらっしゃいます。
また、多汗症と同時に、ワキ汗の臭い(腋臭症)にお悩みの方もいらっしゃいます。
臭いの元となる発汗を減らすことで、お悩みが解消されることもあります。
こうした方のうち、原発性腋窩多汗症と診断されうる患者さまに「ラピフォートワイプ」という外用薬を処方させていただいております✨✨
実は人に言えないだけで、わき汗に悩んでいる方はわりといます。
日本人の20人に1人は原発性腋窩多汗症だと言われています。
ラピフォートワイプとは・・・
ラピフォートの主成分:グリコピロニウムが、エクリン汗腺のムスカリンM3受容体に結合し、交感神経終末から放出されるアセチルコリンの働きをブロックします。
要するに・・・🤔
汗を出しなさいね〜という信号は出てくるけど、お薬を外用すると、その信号の働きをブロックして、発汗を抑制するということです。
アドバイザリー会議では、各先生方のご意見でも、「ラピフォートワイプ」の効果はよく効いているという印象が多かったです💡
ラピフォートワイプの商品名は、Rapid(速く)Comfort(快適に)に由来しています。
その名の通り、数日〜1週間で、汗の量が50%以下に減る方が80%以上いて、4週間後には約90%ほどの方が汗の量の減少を実感されています。
しかし、汗が50%減って満足する方と、しっかり汗を感じないくらいにならないと満足できない方もいらっしゃるという現実もあります。
その辺りのご説明の仕方、効果の判定の仕方、治療の継続を促すにはどうしたらいいか?など、他院の先生のご意見を伺うことができて、大変ためになりました。
また、男性と女性では、満足度の閾値が違うという結果は大変興味深いことでした。
あすくりでも、ラピフォートワイプを処方させていただいている患者様を対象に、その効果などについて5月にアンケートを取らせていただきましたが、それらの集計をもとに、私もいろいろ意見を述べさせていただきました。
ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました😊
またこうした会議やセミナーなど積極的に参加していきたいと思います✊
わき汗でお悩みの方は、ぜひ、ご相談くださいね🏥