夏に増える小児の皮膚感染症に「水いぼ」があります。
水いぼ、は、正式名称「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といいます。
伝染性軟属腫ウィルスによる皮膚感染症です。
皮膚が薄くてバリア機能の未熟な小児に感染しやすい疾患です⚡️
大人には免疫があるため、あまり見られません🧐
水っぽい光沢があり出っ張っているため、「水いぼ」と呼ばれますが、その中身は水ではなく、「モルスクム小体」という、ウィルスと、変性した表皮組織からなる白っぽい塊です。
引っ掻いて潰れ、近くの皮膚にくっつくと次から次へと広がっていきます。
治療は、先端が輪っかになったトラコーマセッシというピンセットで摘みとるのが最も確実な方法です。
やはり痛みの伴う処置は子どもにとってもつらいですし、処置をする私たちも心苦しく思います💦
通常は、麻酔テープを貼ってから処置をしますが、何十個もあると、それでも痛みがあったり、怖かったりするので、子どもたちが泣いて抵抗するのも当然です😭
水いぼは
☘️取るべきか?
☘️取らざるべきか?
ドクターによって意見が分かれます
水いぼが問題となるのは、引っ掻いてどんどん身体中に広がっていくということと、接触感染で他人にうつす可能性があるから、という点です💣
プールに入ることもなく、他人にうつす機会がないのであれば、水いぼが体にあっても健康を害するわけではありません💡💡💡
水いぼを取らないとプールに入れてもらえない🏊
兄弟がいて一緒にお風呂に入るからうつす可能性がある♨️
乾燥型湿疹があってどんどん増えてきた! 😖
など、取った方がいい状況であれば、処置をします。
取れなくても、平均1年くらい(6ヶ月〜3年ほど)で免疫ができて自然に治ります。
見守れる状況であれば、処置をせず、見守ります🏥
でも、水いぼができてしまうと、
保育園の先生からは「取ってきて〜!」と言われ、
クリニックの医師からは「取らないで見守りましょう!」
と言われ、どうしたらいいの❓❓
と迷うことも・・・
しかも、漢方「ヨクイニン」を飲んでも治らない・・・
そこで、痛くない、塗るだけ、という新しい選択肢✨
銀イオンの入ったクリーム「3A m-BF クリーム」
銀は、殺菌効果があります。
水いぼの治療として教科書にも載っている「硝酸銀ペースト」による治療も昔は行われていました。
ただ、硝酸銀は腐食作用があり、正常な皮膚につくと皮膚が荒れてしまうため治療しにくい方法です😢
🌸3A m-BFクリームは、皮膚への刺激作用はない、銀イオンの入った保湿クリームです🌸
銀イオン配合クリームの特徴
銀イオンは強い抗菌作用を有します。
人体や動物には極めて安全です
クリームの塗布を開始すると2週間〜2か月程度で水イボが赤く変化します。
その後、1か月前後で水イボが消えていきます。
治療開始から平均2-3か月程度で水イボを治癒できると報告されています✨
しかし水イボが少数の場合は、やはり、ピンセットで摘除することが拡大を防ぐ基本です💡
費用
保険適用はなく、自費診療になります。
1本 2,200円(税込)
今まで痛みを伴なう摘除処置のみが有効だった水イボ治療に、痛みのない治療が登場です✨
8月20日(火)より当院での販売開始となります。
お子さんの水いぼが多発してお困りの方は、ご相談ください🏥