中等症・重症アトピー性皮膚炎の治療薬『イブグリース』の全国講演会があり、福岡へ行ってきました✈️
約400人規模の大きな会場でした。
「真の長期寛解を目指せる時代へ」
アトピー性皮膚炎患者さまのアンメットニーズには、
痒みが全くない状態になりたい
皮疹が全くない状態になりたい
などがあります。
しかし今や、重症患者さまでも、
アトピー性皮膚炎の治療ゴール【症状がないかあっても軽微で日常生活に支障がない状態】を
生物学的製剤によって目指せる時代なのです✨
アトピー性皮膚炎治療に精通した著名な先生方のご講演を拝聴しました。
イブグリースは、インターロイキン13(IL13)に結合するIgG4モノクローナル抗体です。
今や、既存治療で効果不十分であった中等症・重症アトピー性皮膚炎の皮疹が劇的に改善する時代となっています。
アトピー性皮膚炎の皮膚ではType2炎症が病態を形成しています。
そのType2炎症に関わるサイトカイン(信号)やサイトカインが伝わる受容体に結合するJAKなどを標的とした薬剤が次々と登場しています。
『イブグリース』は、そのサイトカインのうちのIL13だけを阻害する生物学的製剤です。
IL13と結合し、IL13α/Il4α1受容体複合体の形成を阻害し、その後のシグナル伝達を阻害することでType2炎症を抑えます。
また、半減期といって、薬剤が体内で代謝や排泄などで半分になるまでに要する時間が長いのが特徴です。
よって、通常は2週間ごとの注射でスタートしますが、患者さまの症状が落ち着いてきたら、1ヶ月ごとに治療間隔を延ばすこともできます。
これまでも、いつから4週間隔にするのが一番ベストなのか?という議論がされてきました。
講演会では、いろいろな治験データから見て、だいたいいつ頃から間隔延長すれば良さそうかお示しいただきました。
また期間だけではなく、皮疹が最低でもEASI75を達してからの方が良さそうです。
また、
眼瞼炎がやや出にくい
顔面紅斑も他部位と同様に改善しやすい
他剤で改善が乏しい場合もイブグリースに変更すると改善する場合があるようです。
今回も新たな学びがあり、有意義な講演会でした✨
イブグリースは、当院でもすでに何名かの患者さまに治療させていただいております。
なかなか治らないアトピー性皮膚炎の症状にお悩みの方はぜひご相談くださいね🏥
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会場のヒルトン福岡には、大きなクリスマスツリーが飾られていました🌲
素敵ですね
いろいろな先生方にもお会いできました。
📸第1、第2土曜日に勤務してくださっている、ちあき先生と
📸左から
新潟県のしむら皮膚科クリニックの志村先生
ちあき先生
わたし
新潟県の辻本皮ふ科の辻本先生
📸
辻本先生と
わたしのお師匠先生である豊橋のわたなべ皮フ科クリニックの渡邊先生と
せっかくの福岡ですから、美味しいものをいただきましたよ😋
田中田さん
福岡ならではのお料理をいただける居酒屋さん
メニューが盛りだくさん
お写真撮り忘れてほとんど無いですが、ごまさばのお造りとかすごく美味しかったです😋
オススメです✨
もう一件
水炊きの、とり田さん
化学調味料無しで鶏だけでとった、黄金色の濃厚スープ
スープだけでごくごく飲める美味しさでした
こちらもオススメです✨