
皮膚科診療のいろいろなことが話し合われます。
私はまだ新任なので、慣れるのに一生懸命です☺️
その後は、例会がありました。

各分野のご高名な先生方の講演をお聞きすることができます。
一つ目のご講演は、国立長寿医療研究センターの礒貝先生から、
「熱傷・褥瘡・下腿潰瘍をもつ高齢者の診療」についてでした。

褥瘡の性状と外用剤の選び方、認知症と褥瘡の関係、ポケットを悪化させない体位変換の仕方、パーキンソン病などの疾病や薬剤による褥瘡発症についてなど、多岐にわたる内容でご講演いただきました。
二つ目のご講演は、栃木県の皮膚科医会会長の菅井皮膚科パークサイドクリニックの菅井先生から、
「爪白癬治療のセカンドエフォート」というご講演でした。

日本人の7人に1人は足白癬
13人に1人は爪白癬を有しているそうです。
爪白癬の治療を継続してもらうための工夫について教えていただきました。
本日も、多くのことを学ぶことができ、有意義な1日となりました✨
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さて、爪白癬治療は、内服や外用薬があり、
爪への浸透力の高いクレナフィン爪外用液を処方することがあります。
先発品のクレナフィンと、全く同じ有効成分、基材、製造ラインで作られ、同じ製薬会社さんが製造している、オーソライズドジェネリックの、エフィコナゾール爪外用液が9月12日に発売されました✨
オーソライズドジェネリックってご存知ですか?
先発品の特許期間が満了した後に、厚生労働省の承認を経て製造される医薬品が、ジェネリックなのですが、
有効成分が一緒でも、基剤や製造方法が異なるので、先発品と全く一緒というわけではありません。
しかし、オーソライズドジェネリックは、有効成分も基材も製造方法も、中には製造会社も一緒というジェネリックですので、
先発品と名前が違っても中身がほぼ一緒で、価格が安くなります。
今回のエフィコナゾール爪外用液も、先発品のクレナフィンと同じ科研製薬さんが製造しているので、
見た目もほぼ一緒で、価格が約半額となります。
こういった薬剤が増えていくのは嬉しいですね☺️