
今回は、乾癬の内服薬「ソーティクツ」について💊
2022年11月に発売された薬剤で、中等症以上の乾癬や難治部位の乾癬、の治療薬です。

乾癬は難治性の皮膚疾患であり、遺伝的な要因と環境の要因が重なることで発症すると言われています。
ソーティクツは、既存治療で効果不十分な
1)尋常性乾癬
2)膿疱性乾癬
3)乾癬性紅皮症
に適応がある内服薬です。
ところで、乾癬という病気をご存知ですか?
乾癬とは・・・
頭皮やひじ、ひざなど、外から刺激を受けやすい部位に、ゴワゴワする、赤い、銀白色のかさぶたのようなものがくっついてボロボロはがれる皮膚疾患です。

軽症の場合は、外用薬や内服などで治療を行います。
また、紫外線療法などを併用することがあります




しかし、一部の患者さまでは、こうした治療では十分な効果が見られない方もいらっしゃいます。
皮疹面積が全身の10%を超える中等症以上の乾癬で、外用薬や紫外線療法でも効果不十分な方に、
次のステップとして、オテズラやソーティクツなどの内服薬が検討されます。
また、乾癬の症状の中で、
爪や頭皮の皮疹は、外用だけでは改善しにくい難治部位として知られています。
ソーティクツはこうした難治部位の皮疹にも効果があることが知られています。

また、頭部や爪、臀部/肛門周囲などに皮疹があると関節炎発症のリスクが高いと言われています。
乾癬性関節炎は関節破壊をきたしうるため、早期に全身療法に移行した方がよいと考えられています
乾癬性関節炎(PsA)
乾癬という皮膚疾患に合併し、関節や腱付着部、指に炎症をきたす病気です。
乾癬の10〜15%に発症すると言われています。
症状は


問題なのは、乾癬性関節炎の症状は、進行すると、関節破壊を起こし、非可逆的だということなのです。
乾癬患者さまで、少しでも関節炎を疑う症状があれば、早めに強い治療で関節変形を抑えなければなりません
皮膚症状に遅れて、関節炎が発症してくる場合が多いので、
それらを皮膚科医である私たちが早めに察知し、早めに対応することが重要です💡
よって、全身の10%に皮疹面積が満たない場合でも、
難治部位や皮疹の部位によって積極的に治療を次のステップへ、生物学的製剤の導入を検討する必要があります💡💡

生物学的製剤はほとんどが注射製剤ですが、
TYK2阻害薬(ソーティクツ)という内服薬も、中等症・重症乾癬や、難治部位に皮疹がある場合に有効な薬剤となります
ソーティクツの特徴
ソーティクツ錠(デュークラバシチニブ)は経口投与可能なチロシンキナーゼ2 (TYK2)阻害剤です。
「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬および乾癬性紅皮症」に適応があります。
1日1回の内服薬です。

ソーティクツ(TYK2阻害剤)
乾癬には、Ⅰ型IFN,IL-23,IL-17,TNFαと呼ばれる様々なサイトカイン(炎症性物質)が関与しています。
TYK2は、Ⅰ型IFN、IL-12,IL-23のサイトカイン受容体からの炎症シグナルを細胞核へ伝える役割を担っています。
TYK2を阻害することで、乾癬に関係するサイトカインを抑え、症状を改善させます。

ソーティクツの処方には、皮膚科専門医で、日本皮膚科学会へ届出をしている施設でのみ処方が可能です。
また、処方前には感染症チェックなどの検査も必要となります。
なかなか治らない乾癬症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください
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勉強会の後は、全体ミーティングで、今月も業務改善点をしっかり話し合いました。
皆さまから寄せられたご意見も、ミーティングで紹介・検討していますので、目安箱・院内配布のQRコードからぜひお声をお聞かせください☺️
ミーティング後は、3月生まれのスタッフのお誕生日会です🎉

幸せのおすそ分けのケーキ

春らしいかわいいケーキがいっぱい🍓

わたしはくじで12番で、ガトーショコラを選びました🍫
そして、春は出会いと別れの時期でもあります😢
長年、診療をお手伝いいただいた
📸ちあき先生と

📸江畑先生と

クリニックの診療を支えていただき本当にありがとうございました🌸