土曜日夜は、アトピー性皮膚炎治療薬のイブグリースとオルミエントの講演会があり、座長とディスカッションパートのパネリストを務めました✨

オープニングリマークスは後藤先生

そして講演1は、かすがい皮膚科の春日井親俊先生です。
私が座長を務めさせていただきました。

春日井先生はお忙しい診療の傍ら、講演活動も積極的にこなされており、大変尊敬しています。

「日常診療の現場から考える全身療法の未来〜イブグリースが示す新たな可能性〜」という演題で、イブグリースについてご講演いただきました。


春日井先生のご講演では、
診療ガイドラインに沿った治療戦略、イブグリースの製剤特性、イブグリース最大の特徴である半減期の長さから4週間隔での使用が可能であること、4週へ間隔延長する適応像について、IL13製剤関連頭頸部皮膚炎について、多岐にわたってお話しくださいました。
また、多くの症例も供覧くださり、大変勉強になりました。

講演の最後に、私の方から、いくつか質問もさせていただきました。

寛解に至っていない場合に間隔延長を患者さまが望む場合はどうしたらよいのか、
生物学的製剤導入時の薬剤選択について、ご意見をお伺いすることができました。
そして、講演2は、関西医科大学の皮膚科教授、谷崎先生のご講演です。
座長は、大城皮フ科の大城先生

谷崎教授はご自身がアトピー性皮膚炎であり、多種多様な薬剤の効果を身をもってご経験され、また多くの患者さまへの投与から、アトピー性皮膚炎治療に精通していらっしゃる大変ご高名な先生です。

「30分で分かる、イブグリースとオルミエントの使いどころ」という演題でご講演いただきました。
本来はそれぞれの薬剤ごとに30分以上説明が必要なところ、ポイントをギュッと絞って、大変わかりやすくお話しくださいました。

オルミエントは、ヤヌスキナーゼ(JAK)1 及びJAK2 に選択性を有するJAK 阻害剤です。
既存治療で効果不十分な
*関節リウマチ
*アトピー性皮膚炎
*多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
*SARS-CoV-2による肺炎
*重症円形脱毛症
の効能又は効果で承認されています。
アトピー性皮膚炎の治療では2歳以上に適応がある薬剤でしたが、小児では錠剤が内服できないため、どのようにしたらよいか議論されていたところでした。

そしてこのほど、オルミエント内服懸濁液が7月13日に発売されることとなり、小児でも内服しやすい剤型が登場となります。

谷崎先生からは、
イブグリースの有用性について
皮膚にはIL13が多く、IL13は苔癬化、リモデリング、感覚ニューロンの伸展に関わるため、
イブグリースは皮膚がごわごわの人におすすめで、皮疹だけでなく痒みもしっかり抑えられるということでした。
また、ご供覧いただいた症例で、手の亀裂や頭頸部の難治部位にもよく効いており参考になりました。
オルミエントの適応像は、比較的皮疹面積は中等度で痒みが強い人によく効くというお話をお聞きできました。
そして、最後はディスカッションパートです。

患者さんが治療においてもっとこうだったらいい、と悩まれるほとんどの理由、として、医師やスタッフからの説明がもっとあったらいいのにという理由がほとんどを占めます。
そしてコストについて悩まれることも多く、どのように各クリニックの先生方がどのように患者さまに説明しているのか、について順番に答えました。

私は、患者さまの治療理解のために病態や薬剤の説明を最初にしっかり伝えること、
コストが懸念され生物学的製剤を躊躇する患者さまでどのような方にこのイブグリースの説明をしているかについて、お話しさせていただきました。

イブグリースの大きな特徴として、半減期(薬剤が体内で代謝や排泄などで半分になるまでに要する時間)が長いのが特徴です。

よって、通常は2週間ごとの注射でスタートしますが、患者さまの症状が落ち着いてきたら、1ヶ月ごとに治療間隔を延ばすこともできます。

すると、イブグリースは、薬剤代が比較的抑えられるため、患者さまにとってコスト面が軽減できるというメリットがあります。

ただし、間隔延長するタイミングは、自己判断ではなく、しっかり病勢が治ってから=寛解導入に至ってからがよいと考えます。
その他パネリストの先生方のご意見も伺うことができました。
今回も大変勉強になり、有意義な講演会となりました✨
📸役割者の先生方と

講演会後は、皆様と懇親会へ
いろいろ情報交換もできて楽しかったです🎶

イカの活き造りを食べました🦑

新鮮でぷりぷりして美味しかったです😋