名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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全体MTG🦁アトピー性皮膚炎の新薬💉アドトラーザ

月曜日は全体MTGの日でした✏️

まずはスタッフ全員で勉強会です。
3月中旬に発売になる、アトピー性皮膚炎の新薬「アドトラーザ」について学びました。




近年、アトピー性皮膚炎の治療は目まぐるしく進歩しております✨
特に、2018年のデュピクセント の登場を皮切りに、JAK阻害薬など、アトピー性皮膚炎の病態に即した新薬が続々と登場しています。
これらにより、今までの治療で効果が乏しかった中等症・重症の皮疹を劇的に改善することが可能な時代に入りました。




アトピー性皮膚炎の病態において、重要な働きをするのがTh2細胞というリンパ球です。
Th2細胞は、
IL-13やIL-4を産生することで、皮膚のバリア機能低下、抗菌ペプチドの産生低下
IL-13、IL-4とともにIL-31というサイトカインの産生によりかゆみを引き起こします。



その他、多くのサイトカイン(信号)がアトピー性皮膚炎の病態形成に関わっているのですが、
これらサイトカインの作用を抑えていく生物学的製剤として、
IL-4、IL-13を阻害するデュピクセント 
IL-31を阻害するミチーガ
これらのシグナルが伝わる経路を阻害するJAK阻害薬に
オルミエント、リンヴォック、サイバインコ がありました。

当院でも、すでに多数の患者さまに導入させていただいております。
かゆみの改善、皮疹の改善を認め、生活の質(QOL)が劇的に向上し、皆さまにお喜びいただいております。





ここへ、新たに登場するのが、IL-13を選択的に阻害する「アドトラーザ」です🦁



IL-13がその受容体に結合するのをブロックします。
IL-13は、アトピー性皮膚炎の病態形成にも、慢性化していくのも重要な働きをしているため、それをブロックすることで皮疹の改善が期待できます。










2週間ごとにクリニックで注射します。
まだ薬価が決まっていませんので、発売後おしらせしますね。



IL-4およびIL-13も阻害するデュピクセント との比較がどうなるかというところですが、
デュピクセント の副作用であるアレルギー性結膜炎の頻度がアドトラーザの方が低いというデータがあるそうです。

皮疹の程度や副作用の有無、内服がいいか、注射がいいかなど、どの薬剤を導入していくべきか患者さまとよくお話ししながら一緒に決定していくことになると思います。

アトピー性皮膚炎の治療は進歩しています。
ぜひ、ご相談くださいね🏥


ミーティング前のお弁当はこちら🍱

 

みんな大好きなお肉です😋

その後、毎月の業務改善点を全体ミーティングでしっかり話し合いました✊
より良いクリニックとなるよう、常に心がけております💕


最後に2月生まれスタッフのお誕生日会🎂





ケーキはこちら🍰
お誕生日の子は優先1番で、みんなはくじで順番を決めます。
私は、今回4番で、ティラミスを選びました。



そして2/14、今日はバレンタインデー💕
わたしからスタッフみんなへの愛を込めて、チョコを配りました。
いつも、みんなありがとう😘