美容外科学会に参加しました✏️

本日は大阪で開催されている美容外科学会『JSAS』へ参加してきました。
美容外科学会は、他の学会よりもヒアルロン酸やスレッドリフトの実践的な内容を学べるので、毎年参加しております。

朝7時の新幹線に乗って大阪へ

かおり先生と一緒に会場をまわりました。

　

全国からたくさんの先生がいらっしゃっていて、どこの会場も立ち見となる大盛況ぶりでした‼️

会場に入りきれないほどの人、人、人

会場の外のモニターの前でも皆さん、一生懸命聞いています。

どのご講演もためになる内容で、私もしっかり勉強しましたよ✊

まず朝一は、ヒアルロン酸のセミナーへ。
ヒアルロン酸により筋肉の過緊張をとる方法（Myomodulation）について

こちらについては、昨年の美容外科学会でもご講演がありました。
（過去のブログはこちら）
https://asuka-hifuka.com/2022/05/28/美容外科学会に参加しました✏%EF%B8%8F/

老化により、骨の萎縮・筋肉の拘縮と過緊張・脂肪の萎縮と下垂などが複雑に絡み合ってたるみやしわが現れます。
表情を作った時にだけ現れる『表情じわ』の改善には、通常ボトックス注射が必要です

しかし、ボトックスではしっかり筋肉が動かなくなるので、その方がいいという方もいれば、ある程度しわは止めたいけど少しはしわが出た方が自然で望ましいと希望される方もいらっしゃいます。
そんな時は、ヒアルロン酸を適材適所に注入することで、筋肉の過緊張が取れるのです

例えば、おでこの深いシワは改善したいけど、ちょっと動いた方がいい人。
瞼が重たいので、しっかりボトックスで止めてしまうと瞼が下がってしまう人。
笑った時に口角が上がらない人には、口角を下げてしまう下制筋の上にヒアルロン酸を注入することで口角が上がりやすくなること、などなど。

また、スレッドリフトのセミナーでは、ショッピングリフトの新しい発見がありました✏️

棘のない極細の糸を皮下に挿入することでコラーゲンの生成を促進し、ハリが改善され引き締まり、口元のたるみに効果的なショッピングリフト。
今泉先生のご講演で、おでこのしわや目尻のシワの部分にショッピングリフトを挿入することで、糸でもMechanical Myomodulation（筋肉の過緊張を取ること）ができ、自然に笑ったり表情を作ったりすることができるという症例をたくさん見せていただきました

その他にも、唇のヒアルロン酸について、スネコスの効果について、鼻のヒアルロン酸について、スレッドリフトについてのご講演や、
専門外ですが、フェイスリフトや鼻の手術、脂肪吸引、乳房再建など色々なご講演をお聞きしました。
普段見ることのない、解剖や手術方法なども、とてもためになりました✏️

皆様からいろいろなご相談をお受けしますので、自分の専門外のことでも少しアドバイスができると、皆さまに多角的な視点から治療の方向性をご提案することができます。
全てのお悩みが美容皮膚科で解決できるわけではないので、ここから先は美容外科的な手術が必要ですよ、とお伝えすることも大事かなと考えています。
その上で、みなさまにとって一番いい方法を、患者さまと一緒に模索しております

ランチョンセミナーでいただいたお弁当
美味しかったです