本日は、日曜日ですが、10:00からアトピー性皮膚炎の長期寛解維持についてのWEBセミナーを拝聴しました。
(最近、休日もなんだかんだとお仕事や勉強してます。仕事人間かも☺️)
中等症・重症アトピー性皮膚炎の注射剤デュピクセント による長期寛解維持について学びました。
アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す慢性の皮膚疾患です。
赤み、かゆみで夜も寝られない、仕事や勉強に集中できない、など生活に支障が出るほどお悩みの方も多いかと思います。
治療の目標は、症状がないか、あっても軽微で、保湿や時々外用をするくらいで過ごせる状態にしていくことです。
この状態を寛解といいます。
そして、この状態を長く続ける、寛解維持を目標としていきます。
ほとんどの方は、外用療法の強さや、塗る量や塗る範囲、期間が適切でないため、コントロールできずにいますので、それを丁寧に説明し、外用がしっかりできると落ち着いていくことが多いです。
しかし、重度のアトピー性皮膚炎の方は、外用療法を半年以上続けてもなかなか改善できずにいる方もいらっしゃいます。
そこに2018年に登場したのが、生物学的製剤であるデュピクセント です。
炎症やかゆみ、バリア機能低下をもたらすサイトカイン(IL-4、IL-13)を抑えることにより、重度のアトピー性皮膚炎も、今や、寛解導入、また、長期の寛解維持が目指せる時代となりました✨
投与16週後には、約7割の患者さまが、皮疹の75%改善(EASI75)を達成すると言われています。
2021年に改訂された「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」でも、
寛解維持の項目に、デュピクセント が新たに追加されたことは特筆すべきことです。
コントロール不良のアトピー性皮膚炎患者さまには、積極的に全身療法を導入するべきだと考えております。
赤み、かゆみでお悩みの方は、ぜひご相談ください🏥