名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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シミ取りレーザー症例📸 ADM 後天性真皮メラノサイトーシス

当院でシミ取りレーザーをお受けいただいた患者様のご紹介です📸

みなさんが「しみを取りたいです」と言って診察にいらっしゃる場合、本来のしみ(老人性色素班)だけというのは一部で、以下のようなものが混ざっていることがよくあります。




その中で、今回はADMについてご紹介します💡




あまり聞きなれない疾患名かもしれませんが、診療していると、けっこうな割合でADMの患者さまがいらっしゃいます。
灰色っぽいやや大きめの点状色素が両ほほにあるタイプや、
目の下にクマ状に色素があるタイプ、
パンダ目のように目の上下に色素があるタイプなどに分かれます。







 鼻翼に点状色素斑があったらADMのことが多いです。



 メラニンが深い真皮にあるため、レーザー治療でしか取れません。
 しかし、レーザー治療後にPIH(炎症後色素沈着)が必発であり、また、経過を見ながらレーザー治療を複数回繰り返す必要があります。










📸 症例は、20代の患者様

両頬に、ADMがあります。
しみ、のように見えますが、灰青色で両側性に広がるのが特徴で、あざの一種です。


レーザーでなければ改善できないけれど、
ピコレーザーを照射した後のPIH(炎症後色素沈着)が必発であること、
全て取れるまでは複数回の施術が必要であることをご説明し、施術を開始しました。



ピコしみ取り放題(2回)+ピコトーニング6回を繰り返しました。

しみ取り放題は、当日に全ての茶褐色斑に照射します。
取り放題後は赤みが3日くらい、薄めの焦茶の膜(かさぶた)が5日くらい続きます。
施術2〜3週間目ごろよりPIH(炎症後色素沈着)が起き始めるため、レーザー照射と同時に内服・外用治療を併用します。

半年くらいはピコトーニングを繰り返し、深いメラニンにアプローチします。
ピコトーニング後はかさぶたはできず、当日よりメイクが可能です。


忍耐強く、施術を継続してくださり、とても綺麗になりました✨✨
現在もいい状態のお肌をキープされています。

このたびは、お写真の提供をご快諾くださり、ありがとうございました🩷





⬇️しみとりについて、詳しくはこちら、過去のブログをご覧くださいね☺️
以前、緑区区民健康講座でお話しさせていただいた内容です。

https://asuka-hifuka.com/2022/11/24/区民健康講座🎤その②-しみ治療/