名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

〒458-0852
愛知県名古屋市緑区元徳重2丁目105番

ブログ

皮膚科学会総会に参加✏️京都🚄

今週は6/2〜6/5まで京都で、日本皮膚科学会総会が行われています✏️
 
あすくりは、美容診療だけではなく、皮膚科一般の保険診療もしっかり行っています🏥✨
最新の皮膚診療について知識をアップデートするべく、京都まで現地参加してきました🚄
今日も朝一で会場入りです✊


 
まずは、特発性慢性蕁麻疹のお話しです。
抗アレルギー薬内服ではコントロールできない難治性の特発性慢性蕁麻疹の方には、
ゾレアという抗IgE抗体の注射剤がよく効きます💉
蕁麻疹のうち、原因のわからない慢性蕁麻疹が50%以上あると言われています。


月に1回、注射します。
適応は、
❶12歳以上の慢性特発性蕁麻疹
❷喘息
❸12歳以上の重症スギ花粉症に伴う季節性アレルギー鼻炎
あすくりでも治療が可能ですので、難治性のじんましんでお悩みの方はぜひご相談くださいね✨


続いて、重症アトピー性皮膚炎の最新の治療薬である、デュピクセント や、JAK阻害剤内服(リンヴォック、オルミエント、サイバインコ)をどう使い分けるか、というお話しを聞きました。

あすくりでも、デュピクセント 治療中の患者さまはこの1年でもかなり増えて、数十名いらっしゃいます。
デュピクセント で効果の乏しい場合に、JAK阻害剤内服(リンヴォック)へ切り替える方もいらっしゃいました💊

患者さんごとににどの治療薬を選択するべきか、
どういう人にデュピクセント を選び、どういう人にJAK阻害剤を選ぶのか、
一つの製剤で効果不足の場合に、
デュピクセント からJAK阻害剤へ切り替えるのがいいのか、
JAK阻害剤からデュピクセント へ切り替えるのがいいのか、
JAK阻害剤の3種類の違いと使い分けなど、
実践的な、治療の参考になるお話しがきけて、とても有意義なご講演でした。
あすくりでも、高度な医療の提供をこれからも継続していきたいです🍀

👇各治療については過去のブログもご参照ください
🍎デュピクセント について
https://asuka-hifuka.com/2020/11/07/アトピー性皮膚炎の注射薬「デュピクセント-」/
🍎リンヴォックについて
https://asuka-hifuka.com/2021/09/17/勉強会✏%EF%B8%8Fアトピー性皮膚炎の新規内服薬💊リ/
https://asuka-hifuka.com/2020/11/08/アトピー性皮膚炎の外用薬とプロアクティブ療法/


続いて、尋常性乾癬についてです。

尋常性乾癬は肘や膝、または体全体に、厚い銀白色のかさぶたのようなガサガサのついた赤い皮疹ができる皮膚疾患です。

このような症状がありましたら、尋常性乾癬かもしれません。
ご相談くださいね。


ランチョンセミナーでは、アトピー性皮膚炎の新しいバイオマーカー、SCCA2についてお聞きしました。
現在の保険診療では15歳以下の小児アトピー性皮膚炎でしか測定できませんが、TARCと並びとても有用な病勢マーカーです。
 
医療は常に進歩し続けており、治療や検査も、どんどん新しいものが増えています💡
こうした新しい知見を常に取り入れ、日々の患者さまの診療に還元していく責務が私たち医師にはあります👩‍⚕️
かゆみや赤みで悩む患者さまの症状が少しでも早く改善しますよう、常に努力していきたいと考えています✨


学会でのもう一つの楽しみは、久しぶりに色々な先生方にお会いできることでもあります💗

わたしの恩師であります、名古屋大学皮膚科:臨床教授の室先生。
皮膚膠原病の治療・研究でご高名な先生です。

わたしは大学院で膠原病グループに所属しておりました。
研究テーマは、皮膚筋炎の病態解明でした。
わたしが医学博士号を取得できたのも、室先生に研究を一から教えていただき、丁寧にご指導いただいたおかげで、とても感謝しております💕

企業展で。
あすくりでも大人気の、プラスリストア のブースにて。
大きな日焼け止めローションの置物と🤳

他にも、またいろいろ気になる物をチェックしてきましたよ👀


帰りに、京都に行ったらよく寄ります、京都 和久傳さんでお食事をいただきました。
鱧のお椀や若鮎の焼物など、旬のお料理をいただいて、お腹も満たされました🍵