名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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虫刺され🐝虫除けスプレーの成分

暑い日が続きます🌞
今年は、夏休みに旅行に行かれる方も多そうですね。
林間学校で山へ行ったり、BBQで河原へ行ったり、いろいろお出かけもしますね。
この時期は、虫刺されのご相談が多いです🐝



虫刺されにもいろいろなタイプがあります。
① 吸血性節足動物
 (カ、ブユ、ダニ、ノミ、トコジラミなど)の吸血によって吸生じる皮膚炎

② 刺咬性節足動物
 (ハチ、アリ、ムカデ、クモなど)に刺されることによって生じる皮膚炎

③ 有毒鱗翅類
 (ドクガ、イラガなど)の有毒毛の接触によって生じる皮膚炎

など。


そのうち、①の吸血性節足動物による皮膚炎も、似たようでそれぞれ少しづつ違います💡

① イエダニ

一番ご相談が多いのがこれです。
好発部位は: わき、下腹部、大腿内側など柔らかいところ

ネズミに寄生するダニで、ネズミが生息する家などで見られます。
床下、天井裏などから夜間の就寝中に寝室に出てきて衣服の中に潜り込み、吸血します。
高温時に活動が活発となり、6月〜9月に被害が多くなります。
多くは遅延型アレルギーなので、吸血の翌日以降に掻痒を伴う赤いブツブツに気づきます。



②  トコジラミ(南京虫)


海外旅行で刺されるだけでなく、日本でも普通に見られ、見逃されていることがけっこうあります❗️
好発部位は: 顔面、頸部、前腕・手足の露出部

昼間は柱や壁の割れ目などに潜んでいます。
夜に生息場所から出てきて吸血します。
顔面、前腕、手足などの露出部に吸血します。
初めて刺された時は、痒みがないこともあります。
吸血の際に口器を1〜数回刺し変えるため複数の皮疹が並ぶことがあるのが特徴です💡💡


③ ネコノミ

好発部位: 下腿、足

 

公園や庭などの地面にいて、猫や人が通るとジャンプして寄生し、吸血します。
地面からジャンプしてくるので、下腿や足が吸血されやすいのです。
水疱(水ぶくれ)を伴うこともあります。


④ ブユ


高原や渓流沿いなどに生息しています。
好発部位: 露出部

吸血部位に出血斑を認めることがあります。
長期間、痒みが続いて、慢性痒疹を形成することも少なくありません。



🍀虫刺されの治療はステロイド外用です。
🍀痒みが強い場合には、抗アレルギー薬を内服します。

いずれも対症療法なので、一番大事なのは、虫除け、です✊
まずは虫に刺されないように予防することが大事なのです⚠️


薬局でも、たくさん虫除けスプレーが売られています。



その成分を知っていますか?

後ろをよく見ると、有効成分に「イカリジン」と書かれているものと、「ディート」と書かれているものがあります💡







蚊などの吸血害虫は、人間や動物が発する炭酸ガス、温度、湿度、匂いなどを認識して、吸血源を感知します。
イカリジンもディートも、吸血害虫の感知能力を撹乱し、吸血行動を阻止する効果を持っています。



その、イカリジンとディートにはやや違いがあります。

🍀イカリジンとは?
 イカリジンは2015年に日本で承認された虫除け成分で、
蚊、ブユ、アブ、マダニの4つのみに効果を発揮します。
年齢による使用・回数に制限がないため、小児に使いやすい製剤です。
 



🍀ディートとは?
日本で50年以上使用され、1回の使用で長時間効果が持ちます。
効果がある虫の種類が多いのが特徴です。
濃度によって適応年齢が違います。
ディート30%の商品は12歳以上が適応で使用回数制限はありません。
ディート10%程度のものは6ヶ月から使用できますが、
6ヶ月〜2歳未満は1日1回、2〜12歳は1日1〜3回と制限があります。



虫刺されを掻き崩して、とびひになるお子さんも増えてきました。
虫除けスプレーの選び方、ご参考にしてくださいね🏥