名古屋市緑区の皮膚科、美容皮膚科

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ほくろ取り

先日、ほくろ取りクリーム❓というものを塗ったら凹んだ傷になったという患者さまがいらっしゃいました👀

実は、今、国民生活センターより注意喚起をされているクリームがあります💣





読み方は「てんしこう」
中国製のクリームで、これを塗るとほくろやシミが取れるとSNSなどで広告されていたようです。

その成分は強アルカリで、皮膚に塗ると化学熱傷を起こし皮膚潰瘍になります。
深い皮膚潰瘍となると、必ず瘢痕になります⏬

市販のクリームを塗るだけで、ほくろやシミが自宅で簡単に取れたらと思う気持ちも分からなくもないですが・・・
ほくろ取りは、医師による適切な判断のもとで行われる医療行為です。
安全に、簡単に取れますので、必ず医療機関でご相談ください🏥

当院でも毎日、ホクロ取り希望の患者さまがたくさんいらっしゃいます
1日10〜20個くらい、たくさんホクロを取っていますからホクロ取りはお任せください

しかも、あすくりでは、
午前は12:00まで、午後は18:30までに診察を終えられた方は、
その日のうちにほくろ取りを受けられます。
ものの5〜10分で施術は終わります✌️
当日中の施術をご希望の方は、早めのお時間で診察をお受けくださいね😄





当院では、スキャナー付き炭酸ガスレーザー『CORE2(コア)』を使用します。
CORE2は、厚生労働省より認可を取得した医療機器です。
使いやすくて、仕上がりがとっても綺麗✨
ですが、このレーザー、販売単価が上がりすぎて輸入がストップしてしまっているので、新たに欲しくても今や手に入らない機械なのです😅
(👇CORE2について過去のブログはこちら)
https://asuka-hifuka.com/2020/11/21/co2re導入します✨①スキャナー搭載炭酸ガスレーザ/


ほくろは、平らなほくろもあれば、少し膨らんだほくろもありますね。
ほくろは色ではなく、母斑細胞という細胞が皮膚の深いところまで塊を作っている良性の皮膚腫瘍です。

臨床経過やダーモスコピーで確実にホクロと診断したもののみレーザーで処置します。
少しでも悪性を疑う時はレーザー処置はせず、皮膚生検という検査をします


レーザーによる施術後は、ホクロを削り込むためジュクジュクした傷ができます。
キズパワーパッドのようなテープを10日程度貼っていただくと、傷が上皮化してきます。
赤い凹んだ傷がしばらくできますが、徐々に平坦化してきます。
半年から1年くらいで傷跡の赤みも徐々にうすくなり、肌色に落ち着いてきます

みなさん、いろいろな部位のホクロにお悩みですが、体にある大きめのホクロは肥厚性瘢痕(膨らんだ傷跡)になることが多いので、手術による切除をお勧めすることがあります。


当院のほくろ取りの症例です📸

Before

After

2週間後の経過です。

ほくろは皮膚の深いところまであるので、炭酸ガスレーザーで削るように取ります。
ジュクジュクするので、10日間程度、透明のバンソウコウ(創傷被覆剤)を貼ります。
2週間程度で、ほくろ取りの部分は上皮化し、傷の経過は良好です。
まだ浅い陥凹はありますが、1ヶ月かけて徐々に盛り上がり平坦化していきます。

大きさによっては手術をお勧めすることもありますが、ある程度の大きさまではレーザーできれいに治ります。
ぜひご相談くださいね

以前、目のキワのほくろの経過を載せましたので、こちらもご参考にしてくださいね
(👇過去のブログはこちら)
https://asuka-hifuka.com/2021/10/14/まぶたのホクロ📷経過/

https://asuka-hifuka.com/2020/11/04/ほくろ取りレーザー🤗/